第79話 アオは叫ぶ

何で...どうしてよ...私の周りでは何でこんなに不幸な事が起きるの?。


「普段なら...避けられた...んだけどな...アオごめん...」

「何で謝るの...ホムラ...血が止血しないと!」

「アオ...ごめん...約束...破る事に...なって...しまって...」

「なんで...なんでよぉ!!」

「2人...とも...アオをお願いします...」

「...ああ」

「任せて...」

「ダメだよ!ホムラは置いて行けないよ!」

「すまない...男なら持てたんだが」

「辞めて!離して!ホムラも!ホムラも!」

「行くわよ!」

「うむ...」


■■■■■


目が霞んで来た...アオ...お前の事が好きだったんだ...言いずらくて...最後まで...言えなかったけど...お前は生きろよ...絶...対...に...。


■■■■■


「うぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

「暴れないでアオ!」

「出口だ...」


出口へ3人が飛び込むと光と地上の光が飛び込んで来た。


「アンドリュー団長元に戻りましたわね!」

「うむ...やはりこの身体が落ち着くな」

「ホムラァ...どうしてよ!私ばっかり助けて貰って!最後に救えないなんて...」

「すまぬ...アオ様」


そうして、私は気付いたら気絶させられて居たのだった。


■■■■■


「アオ...アオ...」

「大丈夫ですわよ!エリアス!」

「ん...?」

「アオ、起きた」

「ホムラは?ホムラはどうなったの?ねぇ!!」

「ごめんなさい」

「そんな何で...」

「アオ...」

「エリアスお姉ちゃん...もう来たんだね」

「うん」


沈黙...誰も何も言えない雰囲気がこの部屋を支配する。


「落ち着いたらまた来る」

「私もそうしますわ、報告も残って居ますし」


私はどうすれば良かったんだろ...何であの時に直ぐに対応出来なかったんだろ...どうして?どうして?。

もっといっぱい話したい事があったのに、もっと色々な場所に行きたかったのに...なんでよ。


「アオ寝た...良かった」


■■■■■


不思議な夢を見た、前に神様と話した時の夢、あれは俺だった頃の私。


「人を生き返らす事が出来るのは1人までじゃぞ」

「以外と厳しいんだな」


そういえばこんな会話をしてた様な...1人生き返らせる事が出来る?あ...そうだ!そうだったんだよ!私...ホムラの事を救う事が出来るんだ、絶対にスヘラ女王を倒す!。


■■■■■


「おはようアオ」

「エリアスお姉ちゃん?」

「うん」

「ここは?」

「テントの中だよ、ヴィクトリアがここにって、今はお昼」

「そんなに私寝てたの?」

「うん、アオ落ち着いた見たいで良かった」

「そう?あ、思い出したことがあったの」

「どうしたの?」

「神様にスヘラ女王を倒したら、1人だけ生き返らせる事が出来るんだよ!ホムラの事生き返らせるんだよ!」

「本当に?ならアオ良かったね」

「だから落ち込んで居られないと思って」

「今日からは僕も一緒に戦うから」

「ありがとう」

「入っていいかしら!」

「はい」

「アオ落ち着いたようで良かったわ、軍の内部でもかなり大パニックにはなったりましたけど、遺跡を潰せたので本格的に攻撃出来るようになりましたわ、代わりに魔族の主力が来てしまったんですけど!」

「大丈夫何ですか?」

「数の方が困ってたの!だからかなり楽になったわよ、まともにやったら勝てないくらいには王様強いものね!」

「それで私はどうしたら?」

「しばらくしたら魔族の本拠地に責めてもらうわ!」

「魔族の本拠地ですか?」

「そうよへラクス王国の街みたいに、魔族にも拠点があって中心にスヘラ女王が居るのよ、うちの王様見たいに前線出たりしないんだけどね!」


こうして私の次の予定が決まったのだった。

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