第78話 アオは大活躍する
「私を助けて!お願い!『アクエリアスフィールド』」
「水の上位魔法?これ逃げた方がいいかしら?」
「大丈夫です!私が何とかするので!」
「アオが言うなら俺は信じるよ」
「分かった」
「凄い水の量!水で地下を埋め尽くすつもりね!」
「はい!水責めです!」
地下に拠点があるならやっぱりこれ!皆んなが水の中に入ったら空気の膜を作らないとね。
「(水魔法で上位の魔法をこの若さで使えるなんて...これが勇者...)」
■■■■■
「あれ?何か水が!?うぁぁー!僕の常世
「...」
「ぶっばなせキャッスルタートルタイプ1だ、全く兵器の研究が生きがいだって言うのにさ!邪魔してくれてさぁ!!」
■■■■■
ドカーン ボボボボン!
「(きゃあ)」
「(水の中で爆発!?何だこれは?)」
「(むっホムラ)」
下から砲撃見たいなものが?しかも爆発した!?何これどうしよう!?。
「アオ落ち着いて!」
「ヴィクトリア!?」
「キャッスルタートルって魔物だわ!爆発は普通しないはずだけど、自分の身体の甲羅を丸型に作って発射して来る硬い魔物よ!泳げないから破裂する甲羅に注意すれば勝てるわ!」
私の空気内に入ってヴィクトリアがそう助言をくれた、水圧の壁を作って押し込む形でやれば!。
「...」
「(凄い集中してるわね...後は任せたわアオ)」
■■■■■
「更に発射、今度はやれるだろう」
ドン!!!パラパラ
「弾かれたか、水魔法用に開発したフローズンスライム入りにしてみるか、思ったよりも威力が減衰されたな、切り替えろタートルキャッスルタイプ2だ、発射」
■■■■■
パキパキ
「嘘!?水が氷始めてる、じゃあ凍った部分だけ圧縮して、下に排出!」
■■■■■
「氷の塊が降ってきたか、タートルタイプ4し発射だ」
ドン
■■■■■
「え?」
私の身体スレスレを亀の甲羅とは言えない様なドリル型の球が飛んできた。
「危なかった...後ちょっと前に居たら死んでた...」
もっともっと水を出して!水圧を上げないと!。
■■■■■
「ここまで侵入者が強いとは、水魔法は純水だから、電気も通さないしどうしたものかタイプ2を連射するか、タートルタイプ2、連射しろ、タイプ4は連射後また連射だ。」
ドン、ドン、ドン、ドン
■■■■■
「また?流石にもう貫通出来るのは無いでしょ?」
パキパキパキパキパキパキ
「さっきより凍る速度が速い!」
「アオ!あの場所まで水無くせる!?今すぐ!」
「はい!」
「燃やし尽くせ!燃えろ!燃えろ!全てを赤く染め上げろ『フェニックス』」
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「何だこの音は?あれは火か?なるほど2人魔法使いが居たか、タートルタイプ5だ、全くシャドウスライムは貴重何だがな」
■■■■■
「え?ヴィクトリアの魔法が消された?」
「ホントにキツいわね...フェニックスは発動までは短いのに次の使用まで1日かかるのよ...」
「とりあえず攻撃を続けましょう!」
「アオ頼んだわよ」
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「一旦引くか、流石にこれ以上やられたら適わないからな、遺跡のシャドウスライムを応用したワープ機能を使うか、はぁ、貴重な戦力と良い研究場所だったんだがなこの〇〇の為のな、まあタートルとこいつ連れて帰れば万々歳だろう、自爆システム起動、少ないとは言え残りの研究も残す訳には行かないからな」
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「攻撃が止みましたね!」
「私達の勝ちだわ!きっと!」
「遺跡が崩れ始めてる?」
「早く逃げるわよ!」
始めて勝ったんだ...魔族にこれで戦争は楽になるはず...遺跡が壊れる前に皆んなで出ないと。
「ホムラ!返事をしろ!」
「ゴフッ」
「え?」
「え」
どうしてホムラの身体から甲羅の破片が飛び出てるの?。
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