第64話 アオはお出かけをする
今日はセリアさんも連れて初めてのお出かけをする事になり、ワクワクしながら朝を迎えました。
「おはよう!セリア!お姉ちゃん!」
「おはよう...」
「おはようございます!」
「今日はお出かけの日だからワクワクしてた!」
「私も楽しみです!勇者様の付き添いって名目で着いて行けますよ!」
「僕も楽しみにしてた」
■■■■■
「今日はポニーテールでいいや!」
「おー」
「訓練の時もアオ様はポニーテールですもんね!好きなんですか?」
「動きやすいからかな好きかなー」
正装着てないと出入り出来ないんだけど、今回はセリアさんが言ってくれたおかげで、私服で出かけられる事になったんだよね。
「可愛いです!アオ様!」
「肩が出た白いトップスと、白と水色のチェックのスカートにしてみたの」
「僕と一緒に買ったやつだ」
「そうそう、あの頃は恥ずかしかったんだよねー、お姉ちゃんと服を選び合いしてね!楽しかったよね」
「そうなんですね!じゃあ最初の頃はスカートとかもですか?」
「うん」
今思い出すと恥ずかしい、下着とか初めてだったし、人に着せてもらうのは更に恥ずかしかったな。
「!10月だから少し肌寒いけど、可愛いには変えられないね!頑張る!」
「アオ様が風邪引いたら皆んな困るのでカーディガンは上から羽織って下さいませ!」 「分かったよ...」
「風邪引いたら僕が面倒見てあげるから大丈夫」
こうして諸々の準備がおわったから私達は出かける事になったわ。
「やっぱり少し寒いですね」
「僕は大丈夫」
「着てきて良かったかも...」
「見回りお疲れ様です」
「行ってらっしゃいませ」
■■■■■
「今日は何見ようかな」
「私行きたい場所があるんです!」
「ついてくね」
「はい!」
今日私達は貴族の住む場所では無くて、いつも見回りをしている、一般人が住む地域にきたのだ。
「ここに子供の頃から来るのが夢だったんです!」
そこは大きなアクセサリー屋さん、名前はピンクダイヤと書いてあってキラキラしてる。
「わー綺麗」
「僕はこんな所知らなかった」
「見てるだけで楽しいね」
この世界では地球での宝石の価値より高い見たい、アクアマリンでも対して大きく無いのに日本円で500万円くらいする。
「基本この宝石達は飾りとしてお店を目立たせる為に置いてあるらしいんですよ!」
「僕の家に宝石あるよ」
「流石お姉ちゃん!」
「えへへ」
「アクア家はやっぱりお金持ち何ですね!」
「このハートの指輪可愛いね!」
「僕はこの黒と白の指輪好きかも」
結局2時間くらい見て楽しんだ、お姉ちゃんは何か買った見たいだけどね。
「じゃあお昼は僕が決めたお店にいこ」
「楽しみですね!」
「期待!」
■■■■■
「ここホットケーキ屋さん」
「いいですね!」
「初めてきたよ!」
「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
「3人」
「はーい!こちらの席へどうぞ!」
女の人かカップルの人しか居ない、個人的に良い雰囲気でいいなって思う。
「僕はこれ、蜂蜜とバターのパンケーキ」
「いいですね!私はじゃあ、パンケーキにアイストッピングとアイスコーヒーで!」
「じゃあ私はー蜂蜜のパンケーキにアイストッピングにしよ!」
「アオのもいいね」
「でしょ?」
■■■■■
しばらく話しながら待っていたら、パンケーキが運ばれてきた。
「お待たせしてしました!」
甘いいい匂いがする...楽しみ。
「じゃあ頂きましょうか!」
「美味しい...」
「んんーふわふわしててお口が...凄い」
「アイスも合いますね!」
「うんうん!」
「こんなオシャレなお店来たこと無かったから嬉しい、ありがとうお姉ちゃん」
「ありがとう」
こうして私達の女子会が始まったのでした!
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