第39話 進海 蒼は問に答える
「何故ですか?」
「俺は魔王を倒した方がいいと思うからやるぜ!」
「ホムラ様はもう決まって居られるのですな、アオ様はまだ決めかねているように見えますかな?」
「私は...平和ですかね?最近は色々変わって心の中でもこれ!っていうのが決まらなくて、だから戦争を終わらせる為に頑張りたいです」
「お二人とも素晴らしいですな、流石勇者様です聞いたのには理由がありますが、ここでは黙っておきましょう」
「納得して貰えたなら良かったです」
「では私達はこれにておいとまします、勇者様方ありがとうございました」
もっと長引くかと思っていたがあっさりと終わった、変な事は言わなかったので大丈夫でしょう。
「アオっちもお疲れ様!今日も可愛いドレスだね!」
「そんな事ない」
「ツンデレだな!アオっちは!」
「違う!」
今日も変な絡みをホムラはしてくる、でもこんなホムラやみんなと楽しく暮らせる日常が続けばいいな。
■■■■■
「どうでしたか?勇者様方は」
「未来ある若者らしくて儂は好きだったかの」
馬車の中でそう言って頭の兜を取りながらい老人は話す。
「まさか教皇様が護衛に紛れて居るとは思いはしませんでしょう、教皇様もなかなか面白い事を考えらっしゃいますね」
「そうじゃろ?ホムラ様は一般兵より強そうじゃの、アオ様はまだ発展途上じゃろな」
「そこまで見抜かれますか、流石ですね」
「うむ、観察力が無いものは不幸になるからの、人を見て強さを見抜けるのは大事じゃぞ」
「いつも言ってらっしゃいますね」
「うむ、勇者様方には期待しようかの、隠し事もあった見たいじゃからな」
「え?気づきませんでしたよ」
「天啓の話がホムラ様は3つなのに、アオ様は2つじゃったろ?」
「はは、修行が足りませんね」
■■■■■
???
「勇者が天啓を全部言わなかった?怪しい怪しい怪しい!ああ、何を聞いたのかしら!ああ!王城にスパイをまた潜り込ませましょうかねぇ!アハハハ」
「御意」
■■■■■
「あーセリアさん疲れた」
「アオ様お疲れ様でした!」
「お風呂入って来ようかな」
「いい時間になってしまいましたね」
「気づいたらこんな時間か」
「ちょうどユリカ騎士団の人達も終わって、お風呂に入ってる所ですかね」
「じゃあ入って来るよ」
「お風呂セットです!どうぞ!」
■■■■■
「アオ、元気になった?」
「エリアス先輩も大丈夫でしたか?」
「寂しかった、アオ一緒に入ろ」
「はい」
そのまま浴場に一緒に入って身体を洗いながら話をした。
「アオ、明日から来る?」
「はい明日は土の日なので、今週は2日は参加出来ますね」
「良かった」
今更だが女の子同士で男の人が想像してるような胸を触るようなスキンシップは一切存在しない、大きい人が居たら見るくらいはあるがいいなーくらいの気持ちで終わる。
女の子の裸も見慣れたもので肌が綺麗だなーとかスタイルがいいなーとかそれくらいのしか思わなくなった、おそらく男の人が筋肉を見てあいつの筋肉すげー!!ってのとテンションは変わらないだろう。
「アオ、生理、初めて?」
「そうですね」
「痛さ、人によって違う、だから分からない人も居る、頑張って」
「ありがとうございます」
「僕は軽い方かも」
お風呂に浸かりながら話していたが、男だと聞けないが女同士の話は生々しいが以外とこんなもんである、よく聞き耳を立てるとあれが気持ちいいとか男と違い下ネタでは無く実際に体験した話とかするので、女子の方が内容が凄かったりする。
「上がろ?」
「上がりますか」
いい感じに身体も温まったので出る事にした、その後はいつも通りに進み。
「アオ、明日」
「また明日」
こうして今日1日を終えたのだった。
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