第31話 進海 蒼は眠りから覚める
意識が浮上し俺は目を覚ました、そして目を開け最初にセリアさんの顔を見ると同時に泣き出していた、自分の頭は色々な感情でぐちゃぐちゃになり何で泣いているのかも俺には分からない。
「アオ様怖かったですよね...もう大丈夫ですよ」
少しして落ち着いた俺は話を聞くことにした。
「アオ様がお眠りになった直後ホムラ様が助けてくださった見たいですよ」
「ホムラが...どうして分かったんだ?」
「ホムラ様は感とおっしゃっておられましたよ」
状況的に考えたら、悪役に変な事をされそうになったヒロインをギリギリで助ける主人公見たいだ、でも俺はヒロイン見たいにちょろくは無い!でも次あった時は何かあげるのもいいかも知れない。
「アオ様が気にしてるだろう事はギリギリで間に合ったホムラ様のおかげで守られました、本当に良かったです」
「...」
正直俺が女の子の身体って事は意識しないようにしていた、したくは無かったのかも知れない、だけど俺は平和な日本に男で生まれた、俺自身の身体に対しての危険性を理解していなかったのだ。
「あの王子はアオ様に対して酷い事をなさいました!なので王様から直接自室での軟禁3ヶ月を言われたみたいです!態度が変わらなければ延長もあるそうですが、切ってしまえばいいと私は思います!」
「でもあれだけ怒られたら流石に大丈夫じゃない?」
「どうなんでしょうかね」
ホムラがどうやって助けてくれたのか気になる、今度聞いて見るかな?。
■■■■■
アオっちと別れてから胸騒ぎが止まなかった、王子様が何をしているかを確認した方がい気がしたのだ。
「あれ?王子様の部屋って何で護衛やお付きの人が居なかったんだろ?」
「ホムラ様お困りですかな?」
「バトラーズさん!聞いてました?もしかして?」
「いえいえ、ホムラ様が困って居そうな気配を為さっていたので、伺いにきた次第です」
「気になる事があって、アオっちを王子様の部屋へ案内したんだけど、胸騒ぎが止まらないだよね」
「では、向かわれますか?後わたくしめはバトラーと及びください」
「ありがとうバトラー、早くしないと行けない気がする走って行こう」
「承知致しました」
ホムラもバトラーズも常人には見えないスピードで廊下を走り抜けたのだ。
そして勢い良く王子の部屋を開くとそこには。
「何だよ、せっかく楽しもうとしていたところに来やがって」
「アオっちに何をしてるの?」
「見たら分かるだろ?ナニをしようとしてんの」
「それ以上喋るなゲスが!」
「ホムラ様が手を汚す必要はありません、わたくしめにおまかせください、どうやら幼少期の頃面倒を見て以来王子様のお付きでは無かったのでちゃんと知りませんでしたが、ここまで歪まれてるとは再教育が必要のようですね」
「バカラーは知らないだろうが俺は強くなったんだ!負けるわけがないだろ?」
王子はこの話をしている間も時折、アオっちの胸を触っている、死ねばいいのに。
「では参りますよ」
「え?はや」
決着は一瞬だった、王子の部屋の壁を破壊し王子は隣の部屋まで吹っ飛んでいったようだ、全く目で追えなかった。
「いやーホムラ様の感は凄いですな、アオ様にこれを、わたくしめは王子様を連れて報告しに行かなくてはなりませんので、アオ様の専属メイドをこちらに向かわせるように言っておきますので」
そう言って羽織っていた服を渡して来た、アオっち色々丸見えで不味いので、服で隠しておいた。
何故かアオっちを見るとドキドキして、直視出来ない何故だろ。
待っていると迎えのメイドさんが来たのでアオっちを引き渡したのだ。
こうしてアオっちを救う事に成功したのだ。
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