第24話 進海 蒼はアクア家に行く

俺達は魔道具店へついたのだが、思っていたより小さいお店だった、イメージするなら駄菓子屋くらいの大きさだろうか。


「行きつけ」

「もっと大きいのを想像してました」

「大きい、人多い、好きな物見れない」

「言われてみればそうですね」

「アオ、入ろ」


入ると色々な道具が置いてある、味のある壁や棚、店員さんは会計のおじいちゃんだけだ。


「アオ、みて」

「これは?」


エリアス先輩は青い宝石がついたネックレスを見せてきた、青だし水魔法に関係ある魔道具なんだろうか?、そもそも魔道具は何なのか分からない。


「これ、綺麗」

「綺麗ですね」

「これ、夜光る魔道具」

「そ、そうなんですか」


全然違った...エリアス先輩に魔道具について聞くとどうやら、魔道具は便利な道具なだけで、特に魔法が使えたり強くなったりする訳では無いらしい、だからアクセサリーや置き物の類いが多いそうだ。

魔道具屋とは名ばかりで、どちらかと言えばアクセサリー屋や雑貨屋さんに近いお店と言えるだろ。


「星と月の置き物いい」

「置いてあるといい感じですね」

「5万へラクス、買おうかな?」

「エリアス先輩ってお金あるんですね」

「ん、仕送り貰う、毎月100万へラクス」

「凄いですね...」


やっぱりエリアス先輩やっぱり貴族でした、お金の貰い方が尋常ではない...。

そんなこんなあり、エリアス先輩はしばらく色々な物を見てから星と月の置き物を買い、お店を出たのだった。


「そろそろ家に行こ」

「分かりましたエリアス先輩」

「ん」


このへラクス王国は、一般人の住む人と貴族街で別れて居るが、後から知ったが今日見ていたのは貴族街のお店だったらしい、商品がやけに高かったのはそれが理由らしい。

街を通り歩いて屋敷の場所まで来た、ここがエリアス先輩の実家だろうか?やはり大きい。


「着いた、ここが僕の家」

「大きいですね」

「4ヶ月ぶり」


こうして俺とエリアス先輩はアクア家に着いたのだった。

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