第22話 進海 蒼は招待を受ける
俺はエリアス先輩とお風呂に入った後、夕食の為に食堂へ来ていた。
「今日ご飯なんだろ」
「楽しみですねエリアス先輩」
「うん」
なかなかエリアス先輩とは仲良くなってきたのでは無いだろうか?そんな事を考えながら、食事を受け取り、俺は席に座っていた。
今日はチキンとじゃがいものクリーム煮とパンのようだ、チキン率多い気がする何故だろうか?。
「アオに話ある」
「どうしたんですか?」
「アオ今週、闇の日に予定ある?」
「無いです多分」
闇の日ってなんだ...後でセリアさんに聞いてみるか。
「良かった、僕の家来て欲しい」
「え」
「だめ?」
「驚いてしまって、いいですよ」
「嬉しい」
エリアス先輩が誘ってくれたのだ、男として行かない訳にはいかない。
「闇の日朝8時正門で待ってる」
「分かりました」
「正装で来て、城帰れない」
「正装ってそういう意味もあったんですね」
日本にいた頃は友達が居なかった訳では無いが、彼女も男友達だけだったので、女の子と出かける場合どうしたらいいのか、全く分からない、妹は居たがカウントには入れなくてもいいだろう、どうしたらいいかセリアさんに聞かなくては。
夕食も食べ終わり、エリアス先輩とも分かれて部屋に帰ってきた。
「おかえりなさいませ!アオ様!」
「ただいまセリアさん、聞きたい事があるんだ」
「はい何でしょう!」
「闇の日ってなにかな?」
「アオ様に教えていませんでしたね!この世界は火水風土光闇の6つの日で1週間何ですよ、今日は風の日ですね!後季節は今は春ですね」
「へー6日で1週間何だ」
「主に光、闇の日は休日な事が多いですが、騎士団では確か闇の日のみ休日ですかね!私は闇の日もお仕事だったりしますけどね」
「だから闇の日に誘われたのか、セリアさん大変何だね」
「他の人は知らないですけど、私は好きでやっているので気にならないですね!」
「凄いねセリアさん」
「ありがとうございます、あんまり褒められるの慣れて居ないので照れちゃいます」
褒められなれてないというのは何かある気がする、話を聞いてみるか?。
今はそれより今女の子と出かける時の注意を聞かなくては。
「セリアさん、先輩と闇の日に出かける事になったんだけどやらない方がいい事とかある?」
「良かったですねアオ様!、なるほどやらない方がいい事ですか?女の子同士何ですからあまり気にする事は無いと思いますよ?」
「そういうものなのか」
「はい!お喋りしたり、街を散策して綺麗な所やお洋服見ていれば楽しいですよ!」
そう言えば妹もそんな感じだったな...買い物の持ち物持つ担当として呼ばれて、対して買わずに服とか見るだけ見て待たされた嫌な記憶がよみがえってきた。
「なるほど...後家に招待されたんだけど」
「あ、なるほどそこは気になりますよね、アクア家となると貴族様ですものね!」
「そうなんだよセリアさん、貴族のしきたりとか全く分からないし、どうしたらいいのやら」
「では毎日少しずつ夜にお教えしますよ!」
「ありがとうセリアさん!助かるよ」
そして今日もセリアさんとお喋りをしつつ、夜を過ごし寝たのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます