第13話 進海 蒼は入団する
「おはようございます!アオ様!」
セリアの声が聞こえるまだ眠...。
「アオ様!2度寝はダメですよ!」
「セリアさん分かった、分かったから揺らさないで」
「起きましたねアオ様!」
「はいセリアさんのおかげで起きました...」
朝から騒がしい、朝弱い俺に致命的な口撃力だ。
セリアさんに手伝って貰いつつ、正装に着替え、顔を洗った。
「朝はパンとスープをお持ちいたしました!後食べながらでいいので聞いて欲しい事があります!」
俺は何だろうと思いつつ、ご飯を食べ始めた、コーンスープかほっこりする。
「アオ様!昨日いい忘れて居ましたが、アオ様『俺』って言うの辞めましょうか、悪い事では無いんですけど、トラウマがある子も団員の中には居るので、私と会話してる時にはいいですけど」
「俺は多分俺って言わないから大丈夫だよ」
「無意識に言っちゃってますよやっぱり!」
「私は大丈夫...です...」
「アオ様よく出来ました!花丸あげます」
俺を使うのを禁止されたら俺が俺で居られ無くなる気がする、せめて内心では使って行くようにするか。
「食べている間に髪とかしてしまいますね!アオ様の髪は凄いですね、寝癖が無いなんて、勇者様だからでしょうかね?不思議ですね!」
「言われてみたらそうだな、神様とあった時には何も言われなかったのだが」
「前にも1度勇者様が召喚された事がある見たいですが、あまり記録には残って無い見たいなので、何も分からないと私はメィーニヤ様から聞きましたね」
あまり記録が残っていないのは不自然だな、何かあったのだろうか?。
「後自己紹介する時はアオだけの方がいいですよ」
「どうして?」
「シンカイ・アオ様でしたよね確か、貴族と間違えられかねないので、言わない方がいいですよ、アオって名前だけの自己紹介がいいと思います!」
「言われてみれば確かに」
「髪の毛のセットは終わりました!アオ様も食べ終わった見たいですね!洗面所で歯磨いて頂いて後は御手洗い済んだら言って下さいませ!」
■■■■■
「準備出来たよ」
「ではアオ様行きましょう!普段も8時10分に朝礼があるのでこのペースで準備という形になりますね!後これ!言っていた靴です!動きやすいと思いますので、これを入って行って下さい!忘れてました」
「分かった」
俺は靴を履きセリアに連れられ、外に出たフラワーガーデンの後ろの庭に基本集まるみたいだ、既に正装を着た子達が並んでいる。
「アオよ!こちらへ!」
「は、はい」
金髪のスタイルのいい人に呼ばれた、あの人が騎士団団長だろうか?気づいたらセリアも居ない。
俺は走って団長の所へ向かった。
「ようこそアオよ、ユリカ魔法使い騎士団へ歓迎するよ、私の名前はヘルクス・シューニャ、第2王女件ユリカ魔法使い騎士団団長だ」
「私の名前はアオです、よろしくお願いします」
「アオは今日からユリカ騎士団の同じ仲間となる!共に苦しみ!共に成長しよう!そして何があろうと必ず生き残れ!アオは朝礼終了後私の所に来てくれ!私からは以上だ!」
「はい!」
彼女たちは声を揃え返事をした、これが騎士団か、かっこいい、そして俺は最後列に並んだ。
朝礼では副団長のトナティ・シャイニが今日の騎士団のやるべき事などの説明、更に予定を言っていた、1部のグループは街の見回りや騎士団として城壁の外へ出て魔獣狩り等も行うらしい、自分も参加出来るだろうか?。
■■■■■
気づいたら朝礼が終わった、とりあえず団長の所へ行こう。
「アオ様、ここでは話せない事なので団長室へ行きたい、付いてきてくれないか?」
そうシィーニャ団長に言われ、俺は団長室へ行くのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます