第12話 進海 蒼は初日を終える
「では浴室に行きましょうか!浴室は食堂とは逆方向にあります、検査室方向ですね!また私について来て下さい!」
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「ここが浴場です!普段は18時から20時に使えますが、今回は特別に今のうちに入らさせて頂きましょうか!」
「ここまで大きいとは凄い」
人が多い分とはいえ、ここまで広いとは、身体を洗うところも銭湯や旅館並に多い。
「では、アオ様お服脱がせて頂きますね」
「え、でもセリアさん心の準」
言い終える前に脱がされた、もうお婿にいけない...
「そのうち慣れますよ!浴室のマナーもお教えしますね、まずアオ様は髪が長いので、髪の毛をお団子にしましょう、これは髪の毛のゴミなどをお風呂に入る際に入れないなどの衛生的な面でします!」
「知らなかった」
初めて知った、髪が長いと何かと大変何だな...。
「後、バスタオルとフェイスタオル、石鹸は持参でお願いします!私が居ない場合は、団員の子に誘われるかも知れませんからね、浴室にも石鹸は設置されていますが、合わない場合と他の人が使ったのを気にするなら、持参ですかね!後籠に入れて持っていくといいですよ!明日からは部屋に置いておきますね!」
ここまでマナーとかあるのか、気にしてなかったな、他にもあるようだったがとりあえず時間が団の人と被ってしまうので速く入る事になった。
「ではアオ様のお座り下さい!頭からお洗いしますね!」
セリアに頭に頭の洗い方や身体の洗い方を聞いた、髪は特に大変だったとは言っておく。
「セリアさんは、メイドになって長いの?」
「いえいえ、まだ1年とかですね!なので言葉遣いとかも勉強中です!やる気だけは負けないつもりですよ!」
1年でここまで、覚えてこなしているのならかなり頑張って来たのだろうと俺は思った。
俺もこの子見たいに頑張れるのだろうか、妹や親を残して死んでしまったのは悲しいが、この世界で生き残る為に頑張らなくてはならないとこの子を見ていて俺は思った。
そうこう考えてるうちに、全て終わったお風呂は42度くらいで好みの湯加減だったな。
「さて脱衣所で髪乾かしてしまいますかね!アオ様こちらへ」
普段自分でやってる分、他人にやって貰うのは今更やっぱり恥ずかしい。
髪を乾かす?ドライヤーでもあるのだろうか。
「ボディドライウィンド」
すると身体がビショビショ濡れていたのだが、あっという間に乾いた。
「風魔法にはこんな感じで肌の水分を保ったまま、乾燥出来る便利な魔法もあるんです!」
「凄い!セリアさんありがとう」
「いえいえ、メイドとして当然です!」
顔がニヤけていた、かなり嬉しかったのだろう、可愛い。
「ではお服着せますね!」
その後は部屋に戻りご飯食べた、セリアはご主人様が食べてる時には食べてはいけない何で、後で食べると言っていた。
セリアがご飯を食べて居る間は暇だったが戻って来たら、セリアと話をして居たら色々あり時計を見るともう22時だった、消灯は22時らしい、セリアに教えてもらった。
「私とても今日は楽しかったです!アオ様のパジャマ姿も見れたので良かったです!ではアオ様良い夢を、明日は7時に起こしますので」
「セリアさんも良い夢を」
セリアパジャマ姿には突っ込まないでくれ...子供の着てそうなふわふわなやつは精神的にきつい...
そうして慌ただしい異世界に来ての1日目の生活を終えたのだった。
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