補足

日本7家とは

かつての大きな戦いの際に先頭に立って戦ったとされる家系。

後に天皇家を筆頭に日本7家として認可され、様々な優遇をされている。




一宮いちのみや

主に天皇家がその血筋が主となっている。

家系上、光の魔法の使い手が多い。

生まれながらにして総魔力量は一般的な人からしても10倍以上の差がある程、保有している魔力量が多い。

瑠衣の苗字もこの一宮である。



二影にかげ

西日本方面で力を持つ家系。

主に闇の魔法を得意としており、総魔力量も一宮家に匹敵するのではと言われている。

天皇家に従属しその陰を司る事がほとんど。

瑠衣の付き人である影沼もこの二影家の分家である。



三和さんわ

同じく西日本方面で力を持つ家系。

雷の属性の適正が高く、その適正の高さから繰り出される雷の魔法の威力は日本内で随一とされている。



四苑しえん

西日本で力を持つ家系。

二条家、三和家と並び西の3系譜と謳われている。

風の魔法を扱う事が得意であり、それを活かした移動魔法で7家の中では最速である。



五道ごどう

東日本方面にて力を持つ家系。

土属性の適正が高いとされ、その能力を応用した身体強化の魔法は鉄壁を誇り、その力は正面からくる敵を捩じ伏せる程とされる。

ちなみに高校の時の生徒会長であった大場もこの家系の系譜。



六条ろくじょう

東日本方面で力を持つ家系。

火の力を扱う事が得意とされており、火の魔法の扱いとそれを応用した戦術は群を抜いている。

錬の父親と養父の2人はこの六条家の分家である。



七宝しちほう

東日本で力を持つ家系。

水の力を扱う事が得意で、その応用が効く癒しの魔法も扱う事ができる。

瀬那の父方がこの七宝家であることから、力のない瀬那を忌み嫌っていた。






細胞崩壊症

主に魔法耐性が低い人がなりやすいとされている不治の病。

そういった人が高濃度の魔力やマナを浴び続ける事により人体の細胞に損傷や異常が起こりやすくなる。その結果、生まれ変わるはずの細胞が不完全な形で再生される事になり、どんどんそれを繰り返す結果、いずれ人の形を保てなくなり消え去る。

1000年以上前は原因不明とされてきたが、近年になるにつれて原因が解明された。

2010年頃まで明確な治療法も分からず、僅かながら進行を遅らせる事しかできていない。

しかし、錬の出した論文で治療薬と治療法の確立ができたため。初期症状であればほぼ完治できるまでに至った。

中期頃の症状の人も今までより進行を遅らせる事ができるようになり、運が良ければ完治までいける人も中にはいたそうだ。

末期症状に関してはほぼお手上げ状態ではあるが、錬が自ら治療を行なった2人は完治に至っているが、訳がありこの事例は報告されていない。

現時点で錬しか末期の症状を完治できる人…つまり、その能力を使った治療が出来る人がいない為、全ての末期患者を救おうとすれば錬の身が持たないと瑠衣が判断しこの件は内密に処理された。

この治療に関して得たデータを錬は何処かに送っていたようだが、その送った場所は誰にもわかっていないという。

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