第101話 人質奪還作戦

先ほど詩織が送ってきた座標に4体の魔法装甲が戦いを行い近づいていく。

確かに試合をしている時には気が付かなかったが、確かにそこにはなにか景色が揺らぐほどのということが確認できた。


錬「(あれか…)さて、短期間で勝負をつけたいからどでかいのを一発行かせてもらうぞ!防ぐもかわすも勝手だが…ぶっぱなした後は

ミウダ「そうさせてもらうぞ!いつでも来い!」

ウル「お前はどうするつもりだ?」

マキシム「俺も好きにさせてもらっても構わないんだな?」

ウル「そうだな…」



そして、錬は龍ノリュウノアギトを構える。


錬「飛燕、フルバーストモードだ!」

飛燕:了解シマシタ。シカシ、実行スルト暫クハ動クコトガ出来ナクナリマスガ、ヨロシイデスカ?

錬「構わないさ、これで決める!」


飛燕の各部にあるラインが光ると龍ノ顎にどんどん魔力が集まっていく。


錬「バースト!」


そして、放たれた閃光はミウダの乗る魔法装甲がかわすと背後にあったに当たり、轟音と共に砕ける音が辺りに響く。

そして、2体の魔法装甲は現れた建物に向かい屋根を剥がす。

そこには3人の人がおり衝撃で全員倒れていたが無事のようだった。

その中から人質を助け出すと素早くその場を離れる。


錬「人質は無事か?」

ミウダ「ヒヤヒヤしたが、無事だ…感謝する…」

マキシム「こちらも大丈夫そうだ…。すまなかったな色々と…」

ウル「積もる話はあとだ…お前たちはそいつらを安全な場所へ移せ」

ミウダ「だが…」

錬「自分の国の所が不安なのか?」

マキシム「あぁ、いつの間にか人質になっていたことを考えるとスパイがいる可能性も否定できん…」

錬「だったら一時的に俺たちの船に連れていくといい、そこなら安全だ」

ミウダ「だが…いいのか?」

ウル「緊急事態だ、どうこう言ってられんだろ?」

アミダ「重ねて感謝する!この恩はきっと!」



2体の魔法装甲は人質を連れ、一旦錬たちの船へと向かっていく。


錬「さて、残りは…」

ウル「奴だけのようだがな…」


目の前の施設にいる魔族に視線を向ける2人。


マーモ「フハハハハ!やはり規格外だよ!君たちは!やつの言った通りだった!できるかもしれないと高を括った私の負けだ…。だが、このままでは終わらない…すべてを滅茶苦茶にしてやる!私の魔法装甲でな!出でよ、マグネス!」



そう言い放つと施設の地下から魔法装甲が現れ、それにマーモが乗り込む。



マーモ「このマグネスと私の力を思い知るがいい!」



それを合図としたようにこの大陸にあった魔導装甲がマグネス目掛け集まってきていた。それだけでとどまらず、マグネスにくっつくように合体していくのだ。

マグネスはどんどんその大きさを増していく。

遂には錬たちの魔法装甲との大きさが10倍程の差になっていた。

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