301話 カフェに到着
第303章
歩いて行く藤枝たちの前に目的のカフェが見えてきた。
「あそこだ、ついたぞ」
「そうそうここだったね、アラン」
「おしゃれなお店ですね、ドロンさん」
カフェは数階建ての建物の一階にあった。
「この店の大きさは大人が8人くらい横に並べるくらいの大きさだな」
「あたしのシェルブールにあるカフェもこれくらいの大きさのカフェが多いよ、アラン」
「典型的なカフェというわけですね、ドロンさん」
向かって右側に入り口があった。その横幅は人一人が入れるくらいである。その入り口に向かって左側の壁一面に大きなガラス窓がつけられていた。
「ずいぶん大きな窓だね、海をイメージしているのかもしれないなあ」
「ではこのカフェの中はまるで海の中みたいだね、アラン」
「海の街にふさわしいカフェですね、ドロンさん」
「僕の腰下くらいから一階建物の上側までの大きなガラス窓だ」
「高さは3メートルくらいはあるかもね、アラン」
「すべて一枚の大きな板ガラスですね、ドロンさん」
「あ、この大きなガラス窓の上側には看板があるよ」
「このカフェの名前が大きく書かれているね、アラン」
「筆記体で書かれていますね、ドロンさん」
「そして大きなガラス窓の下側にも、このカフェの名前が書かれているね」
「ガラスの上に書かれているね、アラン」
「こちらはブロック体で書かれていますね、ドロンさん」
この大きなガラス窓から店の中を見ることができた。
「店内は照明を暗めにしているね」
「やはり海の中をイメージしているのかもね、アラン」
「今のお店の中は海の中ですね、ドロンさん」
「天井からはオレンジ色の電球が何本か垂れ下がっているな」
「夜の海の上に浮かぶ船の明かりみたいだね、アラン」
「うまい演出効果ですね、ドロンさん」
「やはりこのカフェにして正解だった」
「そうだねいいところが見つかったね、アラン」
「では早く入りましょう、ドロンさん」
藤枝たち三人は、右側にある入り口の中に入って行った。 つづく
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