288話 イチゴの博物館

第290章

「あそこにはイチゴの博物館まであるみたいだ(Musée de la Fraise et du Patrimoine)」

「それでは本格的だね、アラン」

「あそこではイチゴ様様ということですね、ドロンさん」

「この博物館の建物だけれど、二階部分がイチゴのような形をしていて、まさにそれらしい建物のようだ」

「ずいぶんこっている建物だね、アラン」

「イチゴの形をしているということは,三角形の形をしているということですか、ドロンさん」

「そうみたいだね、イチゴのような形、つまり三角形の形をしているということだね」

「では建物の中はどうなっているの見てみたいね、アラン」

「そうです、見てみたいです、ドロンさん」

「建物の中は壁がイチゴのように赤くなっているみたいだ」

「なるほどね、やはりイチゴの赤い色、シンボル色みたいだね、アラン」

「壁が赤色ですか、まさに博物館といったイメージです、ドロンさん」

「そしてその壁には大きな絵画がかけられているみたいだ」

「やはりイチゴの絵だろうね、アラン」

「そうですね、イチゴしかないでしょうね、ドロンさん」

「もちろんそうだけれど、イチゴ畑で働いている人たちの光景のようだ」

「あそこの街の人たちだね、アラン」

「楽しそうな光景ですね、ドロンさん」

「たくさんの人たちが畑に座り赤いイチゴを摘みとっている光景がね」

「見てみたいね、アラン」

「そうです、見たいです、やはり楽しそうな光景のイメージが見えてきました、ドロンさん」

「そばのカゴにはたくさんの摘み取られたイチゴが入っているみたいだ」

「なんだかその絵画、おいしそうだね、アラン」

「イメージしただけでイチゴのいい香りがその絵画から漂ってくるみたいです、ドロンさん」

「それに昔のイチゴ摘みをしていた女性だろうか、そのマネキン人形も展示されているみたいだ」

「リアルな演出だね、アラン」

「まさにイチゴ摘みの現場にいられるみたいですね、ドロンさん」

「ここの昔からの伝統的な衣装も展示されているみたいだ」

「あそこの街の歴史博物館でもあるみたいだね、アラン」

「その地方独特の歴史をわかるわけですね、ドロンさん」

「それにイチゴ関係のたくさんのおみやげもあるみたいだ」

「そうそうそれが一番大切だね、アラン」

「何か買っていきたくなりました、ドロンさん」  つづく

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る