284話 仏海軍士官学校付近の観光案内
第286章
「ランベオックの海軍基地はクロゾン半島というところのあるけれど、このクロゾン半島から北側のブレストまでの海は、大きな湖のようになっているから波はとても穏やかなところみたいだね。ここの海から大西洋の外洋に出るには西側にある狭い通路のようなところを通らなくてはならないからね。訓練する場所には最適なところだ。そして観光旅行の場所としてもね」
「本当に大きな湖だね、アラン」
「そうですね、ドロンさん」
アランドロンは船内の右側の窓の外を指さして言った。
「ほら、見て。東側のあそこに見える海岸はロマーガットビーチだ(plage de lomergat)」
「観光案内やってみて、アラン」
「そうです、お願いします、ドロンさん」
「わかったよ。あそこは士官学校の東側に見える海岸だよ。浜の部分は狭く崖が近くまで押し寄せているような構造になっているけれど、海で浸食されてあのような構造になったようだ(La mer a raboté la falaise jusqu'au niveau de la grève)」
「ずいぶん詳しいね、アラン」
「ドロンさんは士官学校近くの立派な観光ガイドになれます」
「浜辺は砂ではなく小石がたくさんあるようだ。少しとがった小石からなるきれいな浜辺みたいだね(Très belle plage de galets un peu pointus) だから靴を用意したほうがいいみたいだ(prévoir des chaussures) 訪れる人もあまりないようで車を止める場所もあまりないようだ(assez peu fréquentée et peu de places de stationnement) 海水浴をする場所というより地形を楽しんだりハイキングをする場所みたいだ(intérêt géologique et site de randonnées)」
「観光ガイドになったら、アラン」
「そうです、今度日本人観光客にこのフランス海軍士官学校近くの観光ガイドよろしくお願いします、ドロンさん」 つづく
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