第２４８章

「これから今藤枝さんが述べたことに対して私がいろいろ質問します。ですからそれらにこたえてください」

「はい」

「それから今ここで藤枝さんが答えたことは後ですべて英語にして提出してもらいます。それをこちらで正しい英語に添削をします。そしてそれを覚えてもらい今度は英語で質疑応答の練習をしていきます。以上このようなやり方でこれから練習していきます。わかりましたね」

「はい」

「では行きますよ。あなたは英語ができるようになりたいそうですが、どれくらいのレベルを目標にしているのですか」

「TOEICで700点以上です」

「ずいぶん高い目標ですね」

「はい。今の私の実力では夢のようなレベルです」

「あなたはそれが実現できると思いますか」

「もちろんです。絶対に実現させます」

「すごい自信ですね」

「やらざるを得なくなってしまったからです」

「あなたはマカロンが好きだそうですがどうしてですか」

「まずはあの食感です。一番表の皮は比較的堅めですが内部はやわらかでそして一番真ん中にはしっとりとしたゼリーがあるという食感です。このように様々な食感が一度に楽しめるからです。それにあの丸い形と色です。あの丸い形、あの形を見ているだけで実においしそうに見えてきます。丸い形というものは人間を楽しくさせる形なのかもい知れません。そして様々な色です。一つ一つのマカロンごとにすべて色が違います。この色が違うということこれがまたいいと思います。色というものも食べ物をおいしくさせるものだと思います。それから味です。いろいろな味が楽しめるからです。木いちご味、ヴァニラ味、ピスタチオ味、キャラメル味、レモン味、チョコレート味などなどです。これらの味が典型的ですが、作るとき自分だけの独特な味にすることもできます。これがとても楽しいことです。世界に一つしかないマカロンです。自分だけのマカロンです。今度はどのようなマカロンを作ってみようかと、考えるだけでも楽しくなります」　　　つづく