233話 面接29
第235章
「あなたは今まで学校で勉強してきたわけですが、その結果としてどうしてこの仕事を選んだのですか(Pourquoi ce choix dans vos études?)」
「ほかの人はどうかわかりませんが、私には今まで小学校中学校高校で学習してきたことがすべて集大成されている仕事でないかと思われます。飛行機という乗り物、これは理系の産物です。ですから当然、飛行機を扱いこなせるようになるためには数学や理科の知識が必要となるわけです。飛行機はなぜ空を飛ぶことが出るのか、これは昔の人間の常識ではわからないことです。それをわかるようにしてくれたのが理科の知識なわけです。このように数学だとか理科の知識は絶対に必要になります。そしてこの数学、算数、理科という科目は小学校、中学校、高校で学習してきました。それでそれらの結果として飛行機があるのです。それに飛行機という乗り物はスピードが速くしかも空には地上のような障害物もないため簡単に外国にも行くことができます。飛行機という乗り物は一つの国の中だけにとどまるような乗り物ではないわけです。そこで外国語の知識も必要になるわけです。外国にまで飛行をした場合には当然その国の管轄下に入ります。そのためその国の事情も知らなくてはならなくなります。そのため外国語の知識も必要になるわけです。この外国語ですがこれは中学校と高校で学習してきました。英語です。ですから今まで学校で学習してきた科目がすべて役に立つわけです。よく学校で学習している科目について疑問が出ることがあります。このような科目を学習して何の役にたつのだろうかと。このように学校で学習する科目はすべて役にたつわけです。無駄な科目は一つもないのです。これはなにもパイロットの仕事だけに限られることではありません。それ以外のすべての仕事にも当てはまることだと思います。ただ私の場合はパイロットの仕事であるということです」 つづく
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