228話 面接24
第230章
「あなたは士官として管理運営する局面に立ち向かうことができるようになると思いますか(Vous pensez que vous arriverez à gérer l'aspect management en tant qu'officier?)」
「はいできます」
「その根拠でもあるのですか」
「あります」
「ではそれは何ですか」
「この試験の合格です。このEOPAN・FRの試験に合格できれば自分に自信がもてるようになるからです。この自分に自信が持てるということ、これがとても大切だと思います。士官になると大きな権限が与えられます。つまり管理運営する局面に立ち向かうことができるだけの権限です。ですからこの試験に合格するということはそのような権限を与えてもいい人物であると認めてもらえたということになるからです。そこでこのことによって自分に自信が持てるようになるわけです。この試験に合格出来れば、このように自分に対する自信の主観的な面と与えられた権限という客観的な面の二つを持ち合わせることができるようになるわけです。管理運営する局面に自分は立ち向かえるという自信という主観的な面。そして管理運営する局面に立ち向かえる権限という客観的な面。これら二つを同時に持つということ。これが極めて大切であると思います。これら二つのことが一つでもかけてしまったら立ち向かうことは難しくなると思います。いくら自分に自信があるといっても、その自信を発揮するための権限がなくては立ち向かうことができません。逆に権限があっても自分に自信がなければ与えられた権限を行使することができなくなります。これでは宝の持ち腐れです。もったいないことだと思います。これら二つの面を持ちあわせることができればこれで完璧です。私はまだこの試験に合格したわけではありません。そのため管理運営する局面に立ち向かうことができます、という私のこのこたえはまだ根拠がない自信でしかないのかもしれません。しかし必ず根拠のある自信にして見せます」 つづく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます