フランス海軍空母ジェット戦闘機パイロット。（フランス版トップガン）

185話 面接で聞かれること ８

第１８７章

「今述べた質問と関係があるのだがね、『戦闘機パイロット、ヘリコプターパイロット、海上哨戒機パイロット、これらの性質の基本的な違いな何ですか』(Quelles sont les differences fondamentales de caractere entre un pilote de chasse, un pilote d'helico et un pilote de patmar？）とも質問されたよ」

「さっきの質問と似ていますが今度は飛行機そのものの違いでなくて、操縦する人、パイロットの違いについてですね」

「そうだね。この質問ではこれらの飛行機を操縦する人はどういう点に注意して操縦しなくてはいけないのかとか、操縦する目的はなにかとか、こういうことをそれぞれの飛行機ごとに考えて答える必要がある質問だね」

「ではこの質問に答えるためには、さっきの質問つまり、戦闘機、ヘリコプター、海上哨戒機といったこれらの飛行機の違いは何ですかという質問の答え、これが参考になるわけですね」

「そうだね。さっきの質問は飛行機を中心とした質問だったけれど、今度の質問はその飛行機を操縦するパイロットという人を中心とした質問になるね」

「それで機長はどのように考えたのですか」

「戦闘機は直接敵と戦うことだった。だから戦闘機パイロットは外敵を自分の国から追い払ったり、場合によっては直接戦わなくてはいけないことだね。このパイロットは緊急事態に備えるパイロットといった性質があると思うね」

「ではヘリコプターパイロットの基本的な性質とは何ですか」

「ヘリコプターパイロットは戦闘機パイロットとは違い直接敵と戦うというよりも、救助活動だとか物や人を運んだりするという私たちの日常生活と関係のある業務が中心になるから、ポピュラーな性質があるパイロットという感じあると思う」

「では海上哨戒機パイロットの基本的な性質とは何ですか」

「海上哨戒機のパイロットは海上の捜索活度、つまり不審な船舶などがいないかを調べたりするわけだから災害予防のためのパイロットといった性質があると思う」　　　つづく