177話 本題の前に一息
第179章
「一番偉い司令官の面接試験ではどういうことが質問されるのでしょうか」
「まあ、少し待ってくれ。一息つかせてくれ。君はここにはよく来るの」
「はい。何か知りたいことができた時など。いろいろ本がありますから」
「今はネットでいろんなこと簡単に調べることができるではないか」
「もちろんそうです。しかし紙でできた本、これもとても便利です。時間がかからないからです。見たいページ、すぐ開けることができるからです」
「確かにそうだね。パソコンだと操作しなくていけないから見たいとこにたどり着くまで時間がかかるからね」
「ですからつねに必要な情報に関することは紙でできた本はとても便利です」
「ネット情報はあらゆる情報を知ることができるし、保存場所もいらない。紙でできた本は扱い方が簡単。いつでもすぐ見ることができる。だから両方をうまく使い分けていけば最大限の作業ができるね」
「そうですね。お互いの長所と短所をよく把握してそれらをうまく組み合わせること、こういうことが大切だと思います」
この時注文した飲み物が持ってこられた。
「お待たせしました」
二人のテーブルの上にジュースが置かれた。二人はすぐに飲み始めた。
「あー、これで元気が出て来たよ」
「はい、そうですね」
「この果物のジュースというもの、甘い味という点では砂糖水と同じだけれどただの砂糖水とは違って不思議にたくさん飲めるね。砂糖水だけではあまりたくさんは飲めない」
「さわやかさがあるからではないでしょうか。果物のジュースはただ甘いだけというからではないからだと思います。砂糖水はただ甘いだけだからだと思います。このさわやかさ、こういう味が影響しているのかもしれません」
「なるほどね、そう言われればそうかもしれないね。果物ジュースはただの砂糖水とは違い飲んだ後、実にさわやかな気分になるね」
「そうだと思います。ですからいくらでも飲むことが出きるのだと思います」
「わかった。ではそろそろ始めようか」 つづく
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