163話 バメバル試験開始

第165章

「これからバメバル試験を開始します」

 藤枝たちが陸上用の競技場に入ると試験官が言った。そしてさらに続けた。

「この体力試験は耐久力試験です。ここのグランドをこれから走ってもらいます(l'é preuve de la course à pied) 最初は8キロのスピードで2分間走ってもらいます(c'est une épreuve de course à pied sur piste qui débute à 8km heure pendant deux minutes) しかしただ走るだけではありません。普通のマラソンではありません。走るスピードを時間がたつにしたがってどんどん速くして走ってもらう試験です。その後1分ごとに0.5キロづつ速く走ってもらいます(qui augmente de 0,5km heure chaque minute par la suite) このグランドをよく見てください」

 試験官は腕を上げて指でグランドの走るコースをさしながら説明を始めた。その走るコースは赤茶色で白い線が引かれていた。コースは円形であるが直線のある円形であった。丸い円形を半分にしてそれを直線でつないだような円形であった。

「このグランドのトラックは400メートルあります(stade avec sa piste de 400m) 見てわかるように、走るコースに赤い色をした三角錐の形をしたコーンが置かれています。20メートル間隔で置かれています(les plots sont espacées de 20 mètres) このコーンは一定の時間ごとにピーという音が鳴るようになっています。走る時はこのピーという音が鳴る前にこれらのコーンを通過していなくてはいけません(vous devez être au niveau des plots lors de chaque bip) しかしこのピーという音ですが、この音は時間がたつにつれてどんどん早く鳴るようになっています。そのため走るスピードをどんどん速くしていかなくてはならないのです。そこでもしこのピーという音に間に合わなくなってしまったら、失格となります。そしてその時の段階が得点となります」   つづく

 

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