153話 体力試験開始
第155章
食事が終わると藤枝たちは体育館に連れて行かれた。その体育館はフランス海軍士官学校の『オリオン』(Orion)と呼ばれている横長直方体の校舎の西側にあった。東西南北という方向で見れば西側であるが、海軍士官学校の校舎を中心場所として見ればその校舎の裏側といえるところである。仏海軍士官学校の校舎は東側にある海を正面としているからである。校舎の裏側には競技場のグランドも二つあった。一つは校舎の南側にサッカーなどができる競技場で、もう一つは西側に陸上用の競技場であった。
体育館の中は縦長長方形の薄い茶色の床であった。床には白色、赤色、黄色の長い線が描かれていた。床の縦長の部分の一方の壁は窓になっていた。床から3メートルくらいの高さまでは白い壁であるがそれより上側が窓になっていた。その窓は天井まで窓になっていて床の縦長の部分すべて横に向かって窓になっていた。その窓には高さ6メートルくらいの青いカーテンが窓の端から端までかけられていた。しかし白い壁の上側1メートルくらいまでにはカーテンがかけられてはなく窓のままである。そこから太陽の光が体育館の中に入り込んでいて明るくなっていた。その上側に青色のカーテンがかけられていた。そしてそのカーテンの上側にまた窓がそのままあるという具合になっていた。天井までの高さは10メートル以上はあった。床の長さが短い横の部分の壁は天井まで窓がなく、天井まで床と同じ薄い茶色の壁になっていた。ただ天井から下に向かって2メートルくらい青いカーテンが壁の端から端までかけられていた。
先輩上級生が言った。
「これからここで体力試験が行わられます。最初は腕立て伏せです。その次は垂直高跳びです。そしてその次はロープクライミングです。これら三つの体力試験が終了したら今度は外のグランドでバメバルの試験です。そしてバメバルが終わりましたらプールに行きます。水泳です。以上このような順番で体力試験が行わられていきます。試験官が来るまで少し待っていてください」 つづく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます