133話 昇り方の説明

第135章

「今から私がお手本を見せますからよく見てください」

「はい」

 コーチは大きな箱を垂れ下がったロープのところに持ってきた。

「私は今は箱の上に座りました(je me suis assis sur une box) 座った時両足首がぶらぶら自由に動かせるようにしてください(quand vous êtes assis vous avez les pieds dans le vide. le but c'est de pouvoir avoir du mouvement) 両手でまたロープをつかみます(prendre de nouveau ma position de mains) 右足首をごく自然に、私から見てロープの左側に持ってきます。つまりロープの左側を私の右足首の外側につけます(venir passer le plus naturel de l'autre côté de la corde)」

「はい」

「そしてをそのロープを足首の下側、土踏まずの下側ですね、そこを回して足首の内側に持ってきます。そしてそのロープを今度は左足首の内側から左足首の上側つまり左足首の甲の部分ですがそこの上にロープをのせます。そしてそのロープを左足首の外側に垂らします。そして左足首の下側、土踏まずの部分ですが、その部分を右足首の上側、甲の部分にのせます。こうすることによってロープが両足首の下で固定されます(l'autre pied venir chercher la corde par en-dessous et venir crocheter la corde vraiment, la bloquer entre vos deux pieds) ですから体の体重にも耐えられるようになります」

「ロープを輪の形にしてそこに体重をかけるわけですね」

「そうです。そこで今度は両腕でロープの上側をつかんでいって体を上側にもっていくようにすればいいのです。体をいっぱいこれ以上上側にはいけないところまで来たら、今度は両腕でロープをつかんだままで両足首をロープから離します。そして右足首を上側に曲げます。ここでまたロープを右足首の外側につけて、左足首を使用してそのロープをまた今まで述べたような同じ方法で両足首の下で固定化させればいいのです。そしてまた両腕でロープの上側をつかんで体を上側にもっていけばいいのです。そしてこのようなことを繰り返すことによってどんどんロープを上まで昇っていくことができます」   つづく

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る