125話 垂直高跳び練習開始

第127章

 二人は体育館の中に入ってきた。

「これから垂直高跳び(détente sèche)の練習をします」

「よろしくお願いします」

「まっすぐに立ってください(tenez vous droit)」

「こうですか」

「足を肩の幅ぐらいに開いてください(les pieds écartés de la largeur des épaules)」

「はい」

「そして腕を両側にぶら下げてください( et les bras pendants sur les côtés)」

「はい」  

「あなたの上にある目標に目を向けてください(gardez les yeux sur une cible au-dessur de vous)」

 藤枝は頭を上にあげた。

「その目標は高ければ高いほどいいですよ(plus elle est haute, mieux c'est) 」

 彼女はさらに上を見上げた。

「あなたの太ももが床に平行になるまで腰とひざを曲げてしゃがんでください(accroupissez vous en fléchissant la hanche et les genoux jusqu'à ce que vos cuisses soient parallèles au sol)」

 彼女はしゃがみこんだ。 

「この動きの間中ずっと背中をまっすぐに(veille à garder le dos droit tout au long de ce mouvement) 」

 彼女は背中をまっすぐにした。

「 次に、腰、ひざ、足首を爆発させるように伸ばしてください。あなたが空に行くように(ensuite, étendez votre hanche, votre genoux et vos chevilles de manière explosive pour vous propulser dans les airs) 」

「飛び上がるのですね」

「そうです。空に飛んだら両方の手を目標に向けてください(tendez les deux mains vers la cible lorsque vous êtes en l'air)」

「わかりました」

「では、飛んで!」

 藤枝は思い切り空に飛びあがった。   つづく

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