112話 水泳

第114章

「いよいよ最後の体力試験。これが本番ですね。水泳試験です」

「これが何といっても明日の体力試験の中心だからね」

「確か泳ぎ型は自由でしたね」

「そうだね。クロールか平泳ぎをする受験生がやはり多いみたいだね(100m crawl ou brasse comme vous voulez)」

「100メートルを泳ぐのでしたね」

「そう。できるだけ早く泳がなくてはいけないみたいだね。クロールならクロール、平泳ぎなら平泳ぎというようにそれぞれの泳ぎ方の時間と得点があらかじめ決められているみたいだね」

「どういう具合に決められているのですか」

「平泳ぎの場合は、1分37秒で18点(vous avez 18 en natation en faisant 1'37)。1分35秒で19点(le 19 est en 1'35)。1分32秒で20点満点(le 20 en 1'32)みたいね。クロールだと1分12秒で満点の20点みたい(en crawl avec 1'12 vous avez 20)」

「ではこの水泳どのようにして試験が行わられるのですか」

「飛び込み台から水の中に飛び込んで100メートル泳ぐわけ、ストップウォッチで時間を計かられながらね(l'epreuve de la natation c'est une epreuve chronometree qui consiste a effectuer un depart plongee et effectuer 100 m de nage libre)」

「では普通の水泳競技と同じですね」

「実は少し違うところがあるみたい。この100メートルを泳ぎ終わった後、さらに10メートル無呼吸で泳がなくてはいけないみたいね(100 metres nage libre + 10 metres d'apnee)」

「では時間はどのようにして計られるのですか」

「普通はストップウォッチは、100メートルを泳ぎ終わった後に止められるでしょ」

「そうですよね、100メートルをどれくらいの時間で泳いだかを知りたいからですからね」

「しかしこの水泳試験はそうではないみたい」   つづく

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