276話 仏海軍士官学校の生徒の宿舎の中
第278章
「海軍士官学校の校舎って四階建ての建物だな」
「ほんとだ。数えたことなかったから。アラン」
「四階建ての高級マンションみたいですね、ドロンさん」
「実際に中を見たことがないからよくわからないけれどおそらく二階、三階、四階が生徒たちの部屋だろうね」
「二階、三階、四階だけに大きな窓がずらりと並んでいるからね、アラン」
「あそこの部屋からは眺めがいいでしょうね、まさに高級マンションそのものですね、ドロンさん」
「各階ごと四つのブロックに分けられているね。一つのブロックごとは大きな窓が六つから成りたっているな。人間の身長より大きな窓みたいだね。その窓の部分が生徒たちの部屋なんだろうね」
「ほんと、大きな窓だね、アラン」
「部屋の中は明るいでしょうね、ドロンさん」
「こういう六つの窓から成るブロックが四つ横一列に並んでいるね」
「横長の建物だね、アラン」
「横と縦の割合が5対1くらいですね、ドロンさん」
「二階だけ少し違うみたいだけれど。二階はブロックの数は二つだね。建物の一番右側と左側にあるね。これらのブロックの間は何だろうか窓がないみたいだなあ」
「そこは生徒たちの宿舎ではなく教室かなにか特別の部屋なんでしょうね、アラン」
「いったいどういう部屋なんでしょうかね、ドロンさん」
「それにしても海軍士官学校の生徒の宿舎は一体どうなっているのだろうか」
「知りたいね、アラン」
「本当です、知りたいです、ドロンさん」
「ちょっと待って、今海軍士官学校のホームページ見てみるから」
彼はさっそくスマホで調べ出した。
「わかったよ。部屋の大きさは約110平方メートルで6人部屋みたいだね(Les élèves logent en chamblre d'une surface d'environ10m² pouvant accueillir jusqu'à 6 personnes)」
「楽しそうな部屋だね、アラン」
「日本の部屋の10畳くらいかもしれません、ドロンさん」 つづく
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