第６２章

　昼食が終わると、さっそく次の試験の話題になった。

「次は英語試験ですね、ジャンヌ。次の英語試験は、合格点取らないと無条件で不合格だそうですね(ELIMINATOIRE)」

「そうみたいね。次の英語試験は、TOEIC形式で出題されるようだから、TOEICの問題集でひたすら学習するしかないよ」

「TOEICは、リスニング問題とリ－ディング問題からなっていましたね。リスニング問題はpart1,写真描写問題　part2,応答問題　part3,会話問題　part4,説明文問題

リーディング問題は、part5, 短文穴埋め問題　part6,長文穴埋め問題　part7,一つの文章、複数の文章、こういう感じでしたね」

「そうそう、TOEICの試験は、リスニング問題１００問、リーディング問題１００問だったね」

「しかしこれから始まるここの英語試験は、リスニング問題６６問(66 questions de comprehension orale)、リーディング問題３４問(34 de comprehension ecrite et de grammaire)でしょ。TOEICの試験は、リスニング問題とリーディング問題の出題割合は１対１だけど、ここの試験は、約２対１。圧倒的にリスニング問題のほうが多いではありませんか。しかもそれで合格点が６５％以上(il faut avoir minimum 65/100)これで合格点とるのは大変です」

「しかしこれから始まる英語試験はTOEICの問題である程度の対策はできる」

「しかし問題なのは、明日の英語試験ですね。これは英語の試験官と一対一の面接での口述会話試験ですから」

「あ、それならあたしは大丈夫。あたしは明日のその口述での英語試験、免除だから」

「どうしてですか」

「TOEICで、７８５点以上取ったから」

「ここの試験受ける前にTOEIC受験したのですか」

「そう。それでTOEICで７８５点以上取った受験生は、明日の口述会話試験受けなくてもいいわけ(il est possible de ne pas passer cet entretien d'anglais si vous justifiez un score superieur a 785 lors d'un test TOEIC en cours de validite)」　　

つづく