3話 TOEIC700点以上水泳100m
第5章
「有紀子、起きなさい」
「あ、お母さん」
「早くしないと遅刻」
「そうそう、今日は英語の試験があるんだった」
有紀子は急いで起きて自宅を出て高校に行った。高校につくと早速英語の授業が始まった。英語の教師が試験問題を持って教室に入ってきた。
「今日は試験をします」
試験問題が配られて試験が始まった。試験が終わると、彼女は教員室に飛んで行った。
「先生、何点でしたか」
「相変わらずひどいね、20点だ」
「TOEICで700点以上取りたいのです」
「ハハハ、その前にこのテストの点を何とかしないとね」
「どうすればTOEICで700点以上取れますか」
「それは猛勉強するしかないよ」
「わかりました。では今日から猛勉強します」
「やっとやる気になったようだな」
「もちろんです。絶対にTOEICで700点以上取らなくてはならないのです」
彼女は学校が終わり帰宅すると、アルバイト先のフランス洋菓子店に行った。
「藤枝さん、マカロナージュは少しはうまくなりましたか」
「はい、店長。うまくならなくてはならなくなってしまいました」
「その意気です。結構です。頑張ってください」
彼女はアルバイトが終わり帰宅することになった。その時英会話教室の看板がある建物に気がひかれてしまった。彼女は英会話教室の中に入っていった。
「すいません」
「はい」
「ここで勉強すれば、TOEICで700点以上取れるようになりますか」
「もちろん本人の努力次第ですが」
「では入学させてください」
彼女は、英会話教室で入学手続きを終えると建物を出て自宅に向かって歩いて行った。すると今度は、水泳教室があった。彼女はその水泳教室の中にも入っていた。
「すいません」
「はい、なんでしょうか」
「この水泳教室に入れば、うまく泳げるようになりますか」
「もちろんです。ここに入れば、だれでも水泳がうまくなりますよ」
「100メートル泳げるようになりますか」
「もちろんです」
「5メートル、無呼吸もできるようになりますか」
「もちろんです」
「では入学させてください」 つづく
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