ゴキブリ

 一戸建てはゴキブリが多い。新築のマンションにいた頃はゴキブリを見たことがなかった。一方戸建ては、ゴミ集積所に夜ゴミを捨てていく人もいるから、外で増えたゴキブリが家に入ってくる。玄関のわずかな隙間(3mmあればいいとか)、エアコン、換気扇、窓などから侵入する。うちは窓は開けていないのだが、エアコンから入ってくるみたいだ。あとは玄関でゴキブリの死骸を見ることがある。


 うちの場合、意外とゴキを見ないのがキッチンだ。一番多いのが3階。俺の家は3階建てで、寝室が3階にある。寝ていてカサカサ言っていると大体ゴキブリだ。


 ゴキブリは水分を求めて家の中を動き回っているということだから、水回りが一番出やすいといえるが、うちではなぜか3階が多い。3階はエアコンがあるからその隙間から入ってくるらしい。今年は6月に3回もゴキブリを退治した。


 一番家庭で見られるのは、黒ゴキブリとヤマトゴキブリ。

 メスは交尾の時、オスが放出した精子を、授精嚢というところに貯めることができる。そのため、しばらく交尾をしなくても産卵できる。飲食店にいるチャバネゴキは

6回ほど、クロゴキは20回ほどに可ということだ。


 クロゴキは120~580日生きられる。3年ほど生きる個体もある。

 越冬すると長生きになる。

 メスは一週間から10日ごとに、生涯で17回前後出産。

 一回当たり、20~30個の卵を出産。

 27度ではふ化するまで41日。ふ化から300-350後に成虫になるものが多く、成虫は25度で200日前後生きる。

 家と外を行き来しているため、すべてが家の中で生まれるわけではないが、メス成虫1匹当たりに生まれる幼虫は約171匹。


 飲食店にいる小さなチャバネゴキブリの方が繁殖力がすごい。ふ化が早く、幼虫の期間が短いため。


 メスは体温が一定以下にならない限りは、死ぬまで卵を産み続ける。

 冬は押し入れや、段ボール箱などで過ごす。

 ゴキブリは1日18時間寝る。

 ゴキブリは15分おきにおならをしている。

 水だけで1か月以上生きられる。特に幼虫。

 ゴキブリの食べ物は、肉、魚、野菜・果物、穀類、人間のフケ、垢、髪の毛、ダニ、風呂場の石鹸カスや湯垢、家具、木材、仲間の死骸。


『人は死ぬまでに3匹のゴキブリを食べている』

 ゴキブリは水分を求めるので、人の口に入ってくる・・・というのはデマらしい。ゴキブリは用心深いので、人には寄ってこない。


 黒ゴキブリが死ぬ前に卵をまき散らすというのは、デマ。

 実は早めに壁に産み付けている。


 一戸建てに住むならゴキブリは覚悟した方がいいかもしれない。

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