冝保愛子さん(実話)(おススメ度★)

 俺は個人的に霊能者の人を知らないし、会ったこともない。

 

 一般の人が死者と対話したい場合、青森県下北半島の恐山のイタコにお願いするのが最もリスクが少ないだろうと思う。

 しかし、イタコはほぼ消滅しかけていると言っていい。

 イタコは普段、恐山にいない。

 恐山大祭の時などしかおらず、しかも大行列。

 いつ行っても会えるわけでない。


 イタコは目の見えない女性がなるものだったが、今は社会福祉や視覚障碍者の教育が充実しているから、あえてその道に行く人はいないだろう。

 ちなみに、今いるイタコは1人を除いて盲目ではない。


 冝保愛子さんは俺たちの世代(50代)の人なら誰でも知っている霊能者だ。

 彼女も左目が見えなかったそうだ。そして、片耳が聞こえない。

 体に不自由な所があると、それを補うために別の感覚が発達するのはあり得えそうなことだ。


 彼女は元は普通の主婦だったが、霊能力があるということで、近所の人などを見てあげているうちに心霊研究家に知られるようになったそうだ。


 彼女の特徴としては、相談者の守護霊と話し、その人しか知りえないことを伝えたり、相談者の部屋の間取りを当てたりすることだ。

 こういうのは、マネージャーなどから事前に情報を仕入れておけば、いかさまをやることも可能だ。だから、本当だと俺が断言できるわけではない。


 冝保愛子さんは2003年に亡くなっている。

 彼女の霊能力以外にちょっと気になることがあるのだ。

 彼女は生前予言もしている。


 それによると、「将来、日本の東日本で大きな自然災害が起こる。その災害で3万人が無くなるが、その後の復興は立派に成し遂げる」、「これから人類は大きな危機に直面する。先に死んだ人を羨ましいと思うくらい」

 ということだった。


 自然災害はどこでも起こり得ると言えばそうなのだが、後者は何のことだろうか・・・戦争だろうかと最近思うのである。



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