雨に縋りて愛を歌ふ

First:闘争心を巻き上げろ

悔しみが涙と化して雨に縋りつく

「悔しいよ。」

「オレだって悔しいよ。」

殺伐とした空気がこの場にまきあがって

「一体全体」言った戻らない

バックスピンが相手を嘲たのはいつだ？

魔技の開放　意地の激突

まだまだやれるって信じて戦った

しいて言うならば殺し合い

そんなあまいもんじゃない

この戦いは命懸けだ

「泣いてねぇよ。」

「泣いてないよ。」

努力をしている間にも

試練が立ちはだかる

身も心もお前がいれば

強く　高く　飛べる

お前さえいれば

勝てる

悔しみが涙と化して雨に縋りついたあの日

鮮明に思い出させる

Aｎ―――・・・

悔しみを叫んだのは

自分の部屋に着いてからだ

次第に決意表明していた

愛を歌っていた

汗が重くなり頬をつたって地をぬらす

一回言った「わかった」戻らない

サイドスピンが相手を苦しめたのはもう過去の事だ

限界突破の　最前線を目指せ

まだまだやれるって信じて戦った

俺らは白い汗を撒き散らして走る

この場を俺らだけで熱し

まるで体育館が電子レンジのように

「まだまだいけるって。」

「言うまでもねぇよ。」

思いもよらぬ事態に

身も心も削られる

それでも君とやっていかなきゃ

俺らは　僕らは　やるしかないんだ

逸脱すんな

次の大会でまた戦おう

悔しみが涙と化して雨に縋りついたあの日

鮮明に思い出させる

Aｎ―――・・・

悔しみを叫んだのは

自分の部屋に着いてからだ

次第に決意表明していた

愛を歌っていた

悔しみが涙と化して雨に縋りついたあの日のこと

お前がいなかったら今頃何してた？

Aｎ―――・・・

悔しみを叫んだのは

お互いだろ？

次は絶対俺達が勝つ

次は絶対にある

だから俺達は戦うのみだ

命をかけて

プライドをかけて