雨に縋りて愛を歌ふ

衣草薫創KunsouKoromogusa

雨に縋りて愛を歌ふ

生ぬるい雫の感触が今もまだ残るのです

「変わりに泣いてあげる」と言いたいのか いつも健気に

それだけで もう大丈夫と 思ったのです


瞳に入ってく光の結晶 祝福してくれるの?

まぁこの先会うこともないだろうし

まぁいっか

一生物の 思い出に してしまえ


眩しい 眩しい 眩しい 強烈に眩しい 怖いほど鮮やかな坂道も

どれだけ救われれば気が済むの?ねぇ胸がいっぱいだよ


雨に縋りて愛を歌ふ 「変わりに泣いてあげるよ」て

たまに甘えん坊のように泣く空は情けなくないよ

たしかに言っておいたけれど寒いのは苦手かな

空の下で愛を歌わせてね


『雨に縋りて愛を歌ふ』


バカみたいに我慢する空「私は大丈夫だよ」

成長してくにつれ涙も流せなくなって いずれか妬ましくもなって


久々に人の前で泣いたときは晴れて

泣けなくて傷んだ心をうるわすように空は泣いた

もしやもしかしてって言ってたりして

そうだとしたら そうだとしても やっぱイヤかな


ヌレて ヌレて 汚れて びしょびしょな最終話の制服を

子供のように走り回る 涙のせいで見えてないかな


雨に縋りて愛を歌ふ 「変わりに泣いてあげるよ」て

たまに甘えん坊のように泣く空は情けなくなんかないよ

たしかに言っておいたけれど寒いのは苦手かな

空の下で愛を歌わせてよー・・・


『雨に縋りて愛を歌ふ』

空と私達は繋がっているんじゃないかって

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