case1 「Endress Dream」~パート3・夢神能~
『総員到着を確認した。これより
耳元の小型無線機から現実世界の
これこそが、夢の最大の特徴とも言える自分が指定した能力だ。この能力は〈
「やっぱり
「ほんとにな。自己強化タイプの俺らじゃ理屈が分からん。」
少し関西弁が混ざっている少女は
もう1人の自己強化タイプの少年が
ちなみに、〈
『まずは夢陥者との合流だ。生命反応が出た地点をお前らの脳内に送っておいた。各自確認しろ。リーダーは樹だ。心してかかれ』
頭の中に情報が流れ込んでくる。俺はリーダーに指定されたということで、ひとまず皆をまとめるために振り向く。
「聞いた通り、俺がリーダーだ。陣形を伝えるからまとまって行動するぞ。まず、〈
「おい、樹。既に2人で進んでいる奴らがいるが、どうするんだ」
創也の指摘を受けて俺は振り返ると、夙也と真昼が既に50m程先を歩いていた。
「また、あいつらか…。あの馬鹿どもめ」
俺は、はぁ…と大きなため息をつく。
先に進んだ馬鹿の内、男の方は、
もう1人の馬鹿の名は
「でも、あの2人コンビネーション抜群ですし、放っておいてもいいんじゃないですか。後、樹君より頭が良いから馬鹿呼ばわりは良くないんじゃないかなぁ」
「確かにそうだな。でも、最後の一文は余計だったぞ」
とまぁ、気付いたら全員紹介し終えていたので結果良し。
「代わりの陣形は夢香を四方で囲う。創也には後ろにまわってもらう。てなわけで、出発だ」
「「「「了解!」」」」
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