第13話バイク公爵

青レンジャーは、久しぶりホンダのカブで風を切って走っていた。

すると、煽り運転している大型バイクがいた。

左に寄り、追い抜かそうとするとそのバイクも減速する。


もしや、ビョーマ建設の怪人か?


すると、大型バイクが近寄りヘルメットを脱ぎ、青レンジャーに向けて唾を吐き、

「オレはバイク公爵。ビョーマ建設の経理部長だ!悔しかったら追い抜いてみな」

バイク公爵は轟音を轟かせ、青レンジャーに挑戦した。

青レンジャーは一旦停止で足をつき、左右を確認し、または横断歩道では歩行者優先のため一旦停止した。

バイク公爵は見えなくなった。


「へっ、青レンジャーのジジイ参ったか?」


ウゥ~

「前のバイクの運転手さん左に寄りなさい」

バイク公爵は左に停止した。警察だった。

「お兄さん、結構スピード出てたね。87キロ。この道路はね、60キロが制限速度なのよ!お兄さん、ヘルメット取って、免許証」

「えっ?」

「え?じゃねぇよ、免許証」

「俺様はバイク公爵なるぞ!」

「そんな事、聞いてねぇよ!免許証見せて」

バイク公爵は免許証を見せた。

「お兄さん、これ社員証。免許証忘れたの?」

「はい会社に……」

「ビョーマ建設?あなたの会社?」

「はい。経理部長です」


すると、青レンジャーがバイク公爵に中指立てて追い抜いて行った。

「くっそ~!」

「お兄さん、何がくっそ~!なの?」

「いえ、何も」

「一応ね、スピード違反と免許証不携帯だから、切符切っとくね」

「……はい」

バイク公爵は免許証を実は持っていなく書類送検され、ビョーマ建設をクビになった。

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