第11話グラビア女帝

「すっげ~、ミルクタンクですばい。なぁ、青レンジャーさんや」

「まっこと、すごかばい。赤レンジャーさんよ」

2人は、何も買わずエロ本を立ち読みして、公園のベンチでタバコを吸っていた。

そこに、スゴい胸を強調する服を着た女が同じベンチに座った。

「おじいさんたちはこれから暇?」

「ひまもなにも、3時から寄り合いじゃ?な?赤レンジャー」

「んだんだ、寄り合いじゃ、老人会の」

「なんだ~、残念だな~、わたしの胸を見せてあげようと思ったのに」

赤レンジャーと青レンジャーは顔を見合わせた。

さっきまで、コンビニのエロ本で見たミルクタンクがある。どうしよう。老人会はウソなのだ。

そして、この女はビョーマ建設の怪人であることに気付いている。


「じゃ、片乳を見せてかくれんかの?」

「いいよ~」

その時だ!

「みんな、なにしてるの?水戸黄門の再放送はじまるよ!」

桃レンジャーは近付いてきた。

「誰?このバカ女。片乳だして!どうせ、ビョーマ建設の怪人でしょ!」

女は正体を露にした。

「わたくし、グラビア女帝」

「女帝よ、ワシが若い時はもっと乳がでかかったんじゃ」

「会社では、わたくしは一番よ!」

「ワシは、【桃尻亀甲縛り】ってビデオにでてるばい」

グラフ女帝は真っ裸になった。

そこへ、かけつけた警察に公然わいせつの

罪で現行犯逮捕された。

もちろん、ビョーマ建設はクビになった。

それ以来、赤レンジャー、青レンジャーはエロ本を立読みを辞めた。

立読みではなく、買う事にした。

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