第8話味噌汁女帝
赤レンジャーは、朝食を摂りに食堂に入った。
「いらっしゃいませ。お決まりですか?」
「うん。朝定食」
「かしこまりました」
この食堂の主人は、ビョーマ建設所属の味噌汁女帝だったのだ。
味噌汁女帝は赤レンジャーの味噌汁に毒を仕込んだ。
おまちどうさま~
味噌汁女帝は朝定食を運んできた。彼女は目の前で赤レンジャーが苦しむのを見たくて、「お客さま、同じテーブルで私もご一緒させて頂いてよろしいでしょうか?」
「構わんよ」
赤レンジャーは朝食を食べ始めた。
そして、味噌汁のお椀を掴んだ。
「ウグッ!くっせー」
「お姉さん、この味噌汁、腐ってないかい?」
「そんなことありませんよ!」
「わしは、味噌汁いらね~だ!」
「おじいさん、味噌汁は身体にいいですよ。飲んでください!ホレッ!ホレッ!」
「わしは、腹一杯じゃ、これ飲んどくれ!」
味噌汁女帝は人間しか効かない毒なので、
「それでは、いただきます。なむさんっ!」
ゴクッ、ゴクッ、プハー、、、グハッ!
味噌汁女帝は毒の配分を誤り、自爆した。
間も無く、この食堂は潰れたらしい。
「さ~て、わしは朝はコーヒーじゃ。コメダ行こうかな?」
クソレンジャーは今回も何もせず、ビョーマ建設怪人を倒したのであった。
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