第3話サクラ子爵

「青レンジャーさん、花見にいかんかね?」

「桃婆さん、そりゃ言い考えじゃいこう」

青レンジャーは車椅子に桃レンジャーを乗せて、鶴舞公園に向かった。

桜は満開で気持ちが良かった。2人は日本酒を飲んだ。

すると悲鳴が!

公園内の花見客のあちこちでケンカが始まった。


「人間どもよ、もっと憎しみあえ!」

声の主を青レンジャーと桃レンジャーが探した。


「お前は、サクラ子爵でごわすな!」

「なんだ、クソレンジャーか!ビョーマ建設の昇進を目指すには、おめえらの首が必要だ」

サクラ子爵は青竜刀を振り回した、


桃婆さん変身じゃ!

「お空のお天道様に感謝!毎日健康、変身!」

桃婆さんと青レンジャーは変身した。だが、2人は日本酒で酔っている。

だが、2人は構えた。

「ジジイ、ババア、お前らのその構え、酔拳と見た!私も飲めば無敵の酔拳が使える。酒はどこだ!」

サクラ子爵は適当な酒を飲んだ。

「あっ、それは!」

「なんだ、ババア?」

「わしの入れ歯洗浄の水ですばい」

「オ、オエェェ」

サクラ子爵は悶絶した。

「青レンジャー、今がチャンスじゃばってん、どげんする?」

「任しとけ、桃婆さん。オラのオムツがあるけんね」


「はぁはぁ、く、苦しい。ポリデント飲んじゃった」

「サクラ子爵、これで顔を拭け」

青レンジャーはオムツを四角に切り、渡した。

「す、すまねー、青レンジャー。……くっさー。なんだ、目に染みる。アテントじゃねぇか!」

サクラ子爵は瀕死の状態でビョーマ建設に戻った。

サクラ子爵は部長に戦力外通告を言いわたされた。サクラ子爵は現在、香具師になったらしい。


桃レンジャーと青レンジャーは、今日は年金受給日だったので、2人でなだ万で飯を食べて帰った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る