第2話雨乞い大僧正

「青レンジャーさんや、最近雨が少ないのう」

「そうじゃ、黒レンジャーさんやこのままじゃ、家庭菜園も危ないですばい」

「じゃ、雨乞いしかあるめぇ」

「雨乞い大僧正に頼むか?」

「それじゃ」


2人は大きな寺に向かった。


ビョーマ神社


「たのもうたのもう、大僧正はいらっしゃいますか?」

門が開いた。

そこには立派な髭を生やした、大僧正が立っていた。

「大僧正、雨を降らせておくれ」

「あなた方は、クソレンジャーだな?」

「そうですばい」

「あんたら、クソレンジャー解散するなら、雨乞いしてやろう」

「わしらは、とっくに解散してますばい」

「な、黒レンジャー、わしらはスマホ教室に通う老人じゃ。桃レンジャーは近々、老人ホーム行きじゃ」

「ならば、雨を降らしてやろう」


2人はビョーマ神社を後にした。

ニュースをクソレンジャーは見ていた。

台風が日本に近付いている。

「これで、雨は降りますな」

「大僧正のおかげだね」


3日後、台風が上陸したくさんの雨をもたらした。

大僧正は疲れ果て、クソレンジャー解散に追いやった事をビョーマ建設に連絡した。

「もしもし、私だが社長に伝えてくれ、クソレンジャーを倒したと」

電話を切ると、空を眺めに外に出た、すると一枚の瓦が大僧正の頭を直撃した。

雨乞い大僧正は即死した。

クソレンジャーは、皆でせん餅食べながら、お茶を飲んでいた。

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