得体のしれない人間を辞めた何か
結局のところ私は答えも出さないまま学校に行くといつもの光景になってしまった。早いところ何とかしたいけれども半年もの間無視をしてしまっていたので今更前みたいにはできないし憎んでいるだろうと考えてしまう。そもそもこんなことを考えてしまっているのは私がよくない強がりが原因である。過去の私は自分が正義で向こうがこ絶対悪と考えていたのがそもそもの間違いだった。本来ならばクラスメイトと楽しく勉強していた。私はあの時に自分で狂わして狂わした。そして今あるのは過去の後悔とプライドだけだった。修正したいけれども私のプライドが許してくれない。そんな思考の狭間に私はいた。その時の私は誰とも話さず本が友達になり始めていた。そんな現実を自分自身ひどく悔やみ嘆いていた。もう戻れないところまで来てしまったしこの先の進路も違うのだからもういいのではないか、たかが一人のために深刻にならなくてもいいんじゃないか、だから縁なんて切ればいい。そのような考えになってしまっていた。そのような哀しき思想をもってしまった。しかしその怪物は孤独というものには慣れたと強がっていたが何よりも孤独が怖かったという矛盾だらけの人間を辞めた得体のしれない何かになっていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます