第230話 大陸オークション後半の部 後編



 ◆◇◆◇◆◇



『ーー続いての商品は、此度のオークションカタログに載っている最後の伝説レジェンド級アイテムでございます』



 司会者の含みのある前振りが聞こえてくる。

 こういう言い方をするってことは、今年はサプライズ商品があるということか。

 集めた情報によれば、サプライズ商品の等級は毎回必ず伝説級らしいから、おそらくそういう意味だろう。

 出品カタログに載っている最後の伝説級は狙わずに、サプライズ商品の方を狙う者もいそうだ。

 俺にとっては好都合な展開だな。


 登場した三つ目の伝説級アイテムは全体的に錆びなどの汚れが目立つ、鞘に納められた状態の色褪せた刀だった。

 司会者は簡略化された来歴を語ると、参加者達の目の前で鞘から刀を抜こうとする。

 だが、彼が握った柄はビクともせず、鞘から抜き放たれる様子はない。



『ご覧の通り、どれだけ力を加えても鞘から刀が抜けません。錆びているせいで抜けないのだから、錆びを取り除けば抜けるだろうと思われるでしょうが、出品者様や我々が様々な方法を試してもこの錆びは無くすことができませんでした。状態が悪いからか、能力の名称どころかアイテム名すらも読み取ることができず、伝説級ということしか判明しておりません』



 出品者の家の蔵の奥に埋もれていたらしく、刀の正体は分からないそうだ。

 【情報賢能ミーミル】によって刀の正体が分かる俺からしたら、何故記録が残っていないかが謎でしかないんだが……お家騒動でもあって記録が紛失したのかな?



『ですが、この刀が伝説級であることは間違いありません!』



 いや、間違いなんだが。



『例え使えずとも、当オークションの鑑定士による鑑定書もお付け致しますので、お家に箔を付けるだけならば申し分のない品でございます! 勿論、落札者様がご自分で修繕なされとも一向に構いません! 仮に、その正体が当オークションの評価を上回る品であったとしても、出品者は勿論、私どもも干渉は致しませんのでご安心ください!』



 フラグを立てまくる司会者の発言に苦笑しつつ、入札開始を待つ。



『それでは此方の刀、入札価格は一千万オウロからスタートです!』


『一千五百万!』


『一千八百万!』


『二千万!』



 一般席からの入札が続くが、状態が状態だからか、司会者の売り込みプレゼンがあっても金額の伸びが悪い。

 また高額入札で有象無象を蹴散らしてもいいが、サプライズ商品用に金を残しておきたいので暫く様子を見ることにした。



「それで、あの刀の正体は何なのですか?」


「んー、秘密」


「リオンが勿体振るということは相当な品のようですね」


「ノーコメント」


「言っているようなものですね」



 俺の態度にリーゼロッテがツッコミを入れてくるのを聞き流しつつ、会場に響き渡る入札の声に耳を傾ける。



『一億七千万!』


『二億!』


『三億』


『三億一千万!』


『四億』


『四億五千万!』


『五億』


『七億』


『七億三千万!』



 一般席にいる職人と、VIPルームにいる好事家と貴族が入札争いをしているようだ。

 そんな三人は四番席を気にする素振りを見せてーー好事家と貴族の方は見えないので気配的に何となくだがーーいる。

 何でだろう、と一瞬思ったが、今回のオークションに出品された他二つの伝説級アイテムを落札したのが俺だからか。

 俺が入札争いに参戦してくるのを警戒しているようだ。

 そのまま何もせず傍観を続けているうちに、入札価格は二十億にまで達した。

 ここまで来ると入札の勢いも衰えてきたが、まだ三人とも諦めるつもりはないらしい。

 そろそろ入札するとしよう。



『ーー三十億』


『三十億五千万!』


『ーー三十三億!』


『ーー三十五億!』


『ーー五十億』


『ーーくっ、ご、五十一億!』


『ーー六十億』


『ーー六十二億……』


『ーー七十億』



 キリのいい数字での入札を繰り返しているうちに、入札争いをしていた三人が静かになっていった。

 一般席の職人は諦めたようだが、VIPルームの二人はまだしがみ付いているようだ。



『ーー七十一億』


『ーー八十億』


『ーーは、八十三億』



 苦し紛れに入札した貴族の後に続かず様子を見ていると、俺だけでなく好事家も入札を行なわないことに貴族が焦っているのを感じた。

 おそらく、そこまでの支払い能力が無いのに入札していたのだろう。

 このままだと八十三億を支払わされ、足りない場合はブラックリスト入りか、不足分は借金を負わされることになる。



『八十三億の入札が入りました! 他に入札はございませんか?』



 なんとなくだが、司会者は俺に向かって言っている気がする。

 貴族の慌てている気配は愉しんだので、入札を再開することにした。



『ーー八十八億』



 好事家も含め、これ以上続くことはないだろうと判断し、入札価格は五億分だけ引き上げた。

 この予測は当たり、そのまま落札となった。



『おめでとうございます! 四番席の方が八十八億で落札です!』



 これで予め欲していた全ての出品物の落札を完遂した。

 総額で三百十億ほどの出費だが、出品した分で八十億と少しは稼げたので財布の中も真冬という寒くはなっていない。

 あ、でもオークションの運営側に落札額の一割は取られるから稼ぎは実質七十億ぐらいか。

 懐の寒さが少し増したが、まだ大丈夫だ。



『当オークション史上屈指の超高額入札が為されたアイテムの数々に、皆様だけでなく我々スタッフ一同も大いに湧き立っております! 本来であれば、只今の商品で最後だったのですが……お喜びください。此度のオークションの最後を飾るサプライズイベントの賞品をご紹介させていただきます!』



 財布の厚みが薄くなるようなサプライズだが、期待していたイベントなので良しとしよう。

 さて、何が出てくるんだ?


 壇上に運び込まれてきた商品に被せられていた覆い布が外される。

 そこにあったのは紅と紫の二色の宝石で各部に嵌め込まれた黄金の杯だった。

 司会者が口を開く前に【情報賢能】で黄金の杯に対して【万物鑑定】を発動させる。

 視えたアイテムと能力の名称に、思わず眉がピクリと動く。



『此方の商品名は〈宿願血命の災聖杯グラダリス・サングイス・オプタティオ〉。血の対価をもって使用者の望む事象を発生させる、という血と災いの聖杯でございます!!』



 司会者による商品説明を聞いた参加者達の歓声がオークション会場に響き渡る。

 不穏な字面のアイテムなだけに歓喜している者だけではないのだが、それだけ熱狂している者が多いようだ。



「血を対価に願いを叶える災いの聖杯ってことか」


「最後の最後でとんでもないのが出てきたわね。コレも手に入れるの?」


「ああ。誰かの手に渡すのは不安だからってのもあるけど、『使用者が望む事象の発生』という範囲がどこまでなのか純粋に興味がある」



 等級が神域ディヴァイン級ではない伝説級の願望機など、神域級の願望機を知っている俺からしたら然程魅力は感じないが、賢者としては既知のモノとの差異が気になるところだ。

 分類的にも迷宮秘宝アーティファクトのようだし、もしかすると結構性能は良いのかもしれない。

 対価の血というのも、重要視されるのは血の量なのか質なのかによっては、コスパの良い便利アイテムになる可能性だってあるだろう。

 まぁ、災聖杯の名称に含まれる〈血命〉は、命を賭けるほどの血の量という意味にも感じられるため、可能性は低めだけどな。



『血の聖杯を災いとするか、祝福とするかは落札者様次第です! サプライズイベントの商品かつ伝説級のアーティファクトですので、入札価格は一億オウロからのスタートです!!』


『五億!』


『八億!』


『十億』


『十五億』


『十八億!』


『二十億』


『二十億五千万』


『二十四億五千万』


『二十五億!』



 入札開始価格が一億オウロだった所為もあるが、価格の上がり具合も結構なハイペースだ。

 この調子で上がるなら、入札価格は百億は余裕で突破するだろうな。

 程なくして、予想通りに入札価格は百億を超えたが、変わらず価格は上がり続けていた。



『ーー百三十億』


『百四十億!』


『百四十一億』


『ーー百四十五億』


『ーー百五十億』


『百五十一億!』



 額が額なだけに入札争いをしている者の殆どはロイヤルボックス席の参加者達だが、一人だけ一般席の参加者も入札しているようだった。

 まぁ、ロイヤルボックス席のチケットを入手するには金よりもコネが必要なため、一般席の参加者が百億以上もの大金を持っていても不思議ではないか。



「二百も超えそうですね」


「そうだな。三百までいかないなら大丈夫だ」



 金色の入札ボタンを押し、マイクに向かって入札額を告げる。



『ーー百七十億』


『百七十一億!』


『ーー百八十億』


『ーー二百億』


『に、二百億! ついに二百億まで金額が上がったー!! またしても四番席の方です。この伝説級も手に入れてしまうのか!? さぁ、他に入札される方はいらっしゃいませんか?』



 一気に二百億まで引き上げてみたが、どうでるかな?

 一般席の参加者の多くが、他に入札者がいないか周囲を見渡す中、ここまで災聖杯への入札を続けていた銀縁灰色ローブ姿の男が此方を見上げ、睨み付けているのが見えた。

 幻主アイリーンの【魔女製作術ウィッチクラフト】で製作された魔導ガラスの効果によって、外側から室内が見えることはないが、ロイヤルボックス席の各番号の部屋が何処にあるかは一般席側からも分かる造りになっているため居場所がバレているようだ。

 なんとなく何者だろうかと思い、【情報賢能】を使って男の詳細ステータスを確認してみた。



「おや、これは……ふむ。嫌な予感がしてきたな」


「どうしたの?」


「んー、おそらくだけど、今から一騒動起こるぞ」


「一騒動?」


「そう、一騒動。結構な規模騒ぎになるかもしれないから、皆気をつけてくれ」



 全員に注意喚起をしていると、司会者によるカウントダウンが終わり、落札確定のハンマーを打ち鳴らす音が聞こえてきた。



『おめでとうございます! サプライズ商品〈宿願血命の災聖杯〉も四番席の方が二百億オウロで落札致しました!』



 司会者の言葉を聞き流しつつ眼下の銀縁灰色ローブ姿の男を注視していると、彼の口元が動いているのに気付いた。

 口の動きから、『穏便に済ませたかったが仕方がない。ここで始めるとしよう』と言っているのが分かった。

 踵を返して壇上へと向かう男に続くように、会場のあちこちから銀縁が無い以外は同じ灰色ローブ姿の者達が壇上に向かっているのが見えた。

 彼らの姿に気付いた壇上近くの警備スタッフが、剣や槍を構えて制止を呼びかける。

 意外にも素直に立ち止まった彼らは、スタッフ達に向かって何かを話しているようだった。

 【強欲なる識覚領域】を発動させて視覚と聴覚を壇上近くまで広げたタイミングで、先ほどの男以外の灰色ローブ姿の者達が一斉に短剣で自らの首筋を切り裂いていた。

 彼らの首筋から噴き出た血が宙を舞い、その一部が壇上の災聖杯の近くを血に染めていく。

 災聖杯は魔導ガラス製の透明の箱の中にあるため血に汚れなかったが、すぐそばに撒き散らされた血に反応したらしく、全体から紅い光を放ちだした。



「血の聖杯よ! 同胞の血命を糧に我が願いを叶えたまえ!!」



 唯一自害していなかった銀縁灰色ローブの男が、災聖杯に向かって声高らかに望むを叶えるよう告げた。

 ここにきてマズいと思ったのか、すぐ近くにいる警備スタッフ達が男を黙らせるためにそれぞれの武器を振るう。

 だが、瞬時に展開された球状の障壁によって全ての攻撃は防がれた。



「深淵の底より界を越えて来たれ! 〈獄炎〉の眷属よ!!」



 男の望みを叶えるべく災聖杯が強い光と魔力を発する。

 発せられる力に耐えられなかった魔導ガラスが砕け散ると、ひとりでに災聖杯が浮かび上がり、その近くに紅い円形の巨大な転移門ゲートが形成された。

 数瞬の後に、紅い転移門の向こう側から災聖杯を介した彼ーー魔王信奉者の呼びかけに応じた魔王の眷属が姿を現した。

 転移門から現れたのは、全長十メートルほどの二足歩行の竜のような外見の悪魔種だった。

 悪魔は、猛禽類のような黒い翼を畳み、竜のような尾を転移門から抜き出すと、悪魔らしい角を生やした竜の頭部を左右に動かしてオークション会場を見渡す。



「フム……予定ノ場所トハ違ウヨウダガ?」


「申し訳ありません、メルキオル様。正攻法では聖杯が手に入らず、仕方なく強硬手段を取りました」


「使エヌ奴ダ。ダガマァ、贄ノ数ハ十分、ムッ!」



 悪魔メルキオルの言葉を遮るように会場のあちこちから虹色の光の粒子が集まり、瞬く間にメルキオルを光の膜で覆い隠した。

 さらに光の粒子は、首謀者の銀縁灰色ローブ男の展開していた障壁をあっさりと破壊する。

 刃のようになった光の粒子が尚も抵抗する男の手足を切り落とすと、そのまま男を拘束するように全身に纏わり付いた。

 身動きがとれなくなった男の足元に転移陣が展開され、何処かへと連行していった。

 虹色の光と転移陣からはアイリーンの魔力が感じられたので、一連の拘束は彼女の仕業のようだ。

 察するに後で尋問するために捕らえたのだろう。

 


『あ、はい。はい。承知しました。直ちに対処致します。会場の皆様にお知らせします! 緊急事態発生により、参加者の皆様はスタッフの指示に従って、オークション会場から避難なされてください! 繰り返します。参加者の皆様はーー』

 


 転移門が開く直前に壇上から飛び降りて、警備スタッフとともに避難していた司会者が避難勧告を行なっている。

 俺達も避難をするべきなんだろうが……。



「さて、商品を取りにいきますか」


「行くのですか?」


「ああ。このままだと聖杯を持ち逃げされそうだからな。回収ついでにアレも倒してくる」



 悪魔メルキオルを覆っている虹色の光の膜に亀裂が入り出しているのを見ながら、魔導ガラスに手を当てる。

 転移阻害効果がある幻主の力が宿る魔導ガラスをどうやって抜け出すかを考えていると、シャルロットが声を掛けてきた。



「リオン様」


「どうした、シャルロット?」


「あの悪魔の正体はご存知ですか?」


「メルキオルという名の悪魔らしいぞ」


「やはりそうですか。でしたら、あの悪魔は〈獄炎〉を冠する〈大魔王〉の眷属ですね」



 魔王の眷属という情報は伏せたのだが、どうやらメルキオルという名は有名なのかシャルロットは普通に知っていた。



「知っているのか?」


「故郷での教養の一環で現存する魔王については眷属の外見的特徴含めて色々と学びましたので。メルキオルという大悪魔は、主君である大魔王とともに拠点である魔王迷宮ごと封印されていると聞き及んでおります」



 エリュシュ神教国の義務教育なのか、シャルロットの実家の教育なのかは知らんが、この世界の魔王については俺よりも詳しそうだ。

 〈獄炎〉を冠する〈大魔王〉というのは、冠位称号〈獄炎の魔王〉を持つ称号〈大魔王〉持ちという意味だろう。



「なるほど。聖杯の力でその封印の壁を越えてきたってところか。別に倒しても構わないんだろ?」


「勿論です。ですが、その前に……」



 シャルロットが両手で包み込むように俺の手を取ると、まるで祈るかのような姿勢のまま目を閉じる。

 包み込まれた手から発せられた青白い光が、そのまま全身へと広がっていきーー。



[〈聖者〉からの祝福を受け入れました]

[対象の〈聖者〉は称号〈強欲の勇者〉の適合者です]

[永続的に称号〈強欲の勇者〉の各種補正値が上昇します]

[永続的にジョブスキル【大勇者アーク・ブレイヴァー】の各種補正値が上昇します]


[特殊支援効果〈聖者の祈り〉が発動しました]

[一定時間、全能力値が増大します]

[特殊支援効果〈聖祈の矛〉が発動しました]

[一定時間、称号〈魔王〉並びに〈魔王〉の眷属への干渉力を増大します]

[特殊支援効果〈聖祈の盾〉が発動しました]

[一定時間、称号〈魔王〉並びに〈魔王〉の眷属からの干渉力を減少します]


[特殊条件〈神聖祝受〉〈冠位勇者〉などが達成されました]

[スキル【勇聖因子】を取得しました]


 

 ……どうやらこれが、適合する【聖者セイント】持ちから冠位称号がある【勇者ブレイヴァー】持ちへと齎される力らしい。

 ただでさえ大きかった勇者関連の補正値が更に上がったのを感じる。

 一時的な強化支援バフのほうも振れ幅が大きいので役に立ちそうだ。



「これだけの力なら正体を隠したままでも戦えそうだ。ありがとう、シャルロット」


「お役に立てたのであれば幸いです。ご武運を」



 俺が驚いた様子を見せずとも、シャルロットは変わらず粛々とした態度だ。

 やはり、俺がシャルロットが【聖者】持ちであることに気付いていることに、彼女も気付いていたのだろう。

 外していたVVIP用の偽装仮面を装着して全身を確認する。

 今身に付けているのはオークション会場のドレスコードに合わせたタキシードだが、このままだと防御面に不安が残る。

 正体を隠しつつ防御力を上げるために、【無限宝庫】内に収納してあるコート形態の神器〈星坐す虚空の神衣ステラトゥス〉を瞬間装着すると、ステラトゥスの能力【虚空象る神の鎧アーカーシャ】でタキシード形態へと変化させた。

 下位とはいえ神器であるステラトゥスの防御性能ならば、魔王の眷属が相手でも役に立ってくれるだろう。

 タキシードへの変化と入れ替わるようにして、元々着ていたタキシードは【無限宝庫】へと収納しておく。

 武器に関しては、俺の代名詞になっている可能性がある聖剣デュランダルは、正体を隠すなら使わないほうがいいかもしれない。

 使うにしても最終手段……の二歩手前ぐらいだな。

 武器はスキルで調達するとしよう。



「こんなところか。それじゃあ皆は避難をーー」


「残ります」


「……観ていてもいいが、危ないぞ?」


「本当に危なかったら大人しく退きます」


「んー、そういうことなら好きにしてくれ。気をつけろよ」


「リオンも気をつけてくださいね」



 まぁ、いざとなったらサポートできるし、リーゼロッテ達だけを帰したら他のオークション参加者達から絡まれるかもしれないし、残っていてくれたほうが良さそうだな。



「ああ。じゃあ、行ってくる」



 彼女達からの声援を背に受けながら発動させた【発掘自在】と【転移無法】でアイリーンの転移阻害の壁を越え、会場の出口に向かって殺到する一般席の参加者達の頭上へと転移した。



 

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