#140字小説 二百物語 第十一集
コンビニ。生活に必要不可欠なモノ
24時間営業でいつでも必要なものが買える
弁当ジュース文房具からコピー支払いまで
日本には現在5万5千店舗
各都道府県に千店の計算
その歴史は僅か50年余
お爺ちゃんの世代には
存在すらしなかった
想像しよう
コンビニが無い生活を
そこにある幸せ #140字小説
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無人島生活1日目
衣食住の確保が最優先課題だ
衣は着のみ着のままで良いとしても
食と住は早急に何とかしなければ
うっそうと茂る森中
聞き覚えない動物の声が木霊する
どんな危険があるか分からないが
虎穴に入らずんば虎子を得ずである
結局水も食べ物も発見できず
砂浜に葉を敷き眠る #140字小説
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黒猫のベベ。一軒家の家猫。
黒猫のジジが行方不明になって、代わりに家に来た。
首周りに白い毛が混じっていたね。
キミのチャームポイント。
ジジが帰ってくると布団の中で毎晩喧嘩した。
ジジはキミに嫉妬したんだ。
許してあげて。
あれから15年。
今はアルバムの中だけに生きている。 #140字小説
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【リンク先に画像あり】
おでんの具でサッカーチーム作った
GKは柔軟ボディのはんぺん
CBの厚揚げとこんにゃくが壁を作る
SBは坂を転がるジャガイモと攻守万能さつま揚
ボランチの昆布がチームを締め
両SHには荒いが得点力抜群ちくわぶとスルスル攻める白滝
トップ下は穴を通すスルーパスの竹輪
2トップに大根と卵 #140字小説
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焚火
裏山で木を拾い
枯葉を集め
燐寸で火を点ける
古新聞に古雑誌
家庭ごみも一緒に焼却
雑誌の中は燃えにくく
何度もひっくり返した
風が涼しくなる夕刻
栗や芋を火中に放り込んで
ほくほく焼きたてを味わった
ダイオキシン等排出規制により
今はもう出来ない
少年時代の懐かしい記憶 #140字小説
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