#140字小説 二百物語 第十集
人の遺伝子は2本あり父と母から1本ずつ受け継ぐ。
染色体はXとYの2種類あり母から貰うのはX。
父から継ぐのはXかYのどちらかで、Xを貰えば女性、Yなら男性になる。
つまるところ男系継承とは父から息子へ受け継がれるYの遺伝子であり、
万世一系の日本皇室は同じY遺伝子を持つ子孫なのだ。 #140字小説
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友人と埼スタの代表戦を観に行った
買いすぎた日本代表チップスを周りに配る
隣の男性から返礼の飲み物を頂く
女性2人組からどこのファンかと問われ
地元浦和レッズと答えると今度は誰のファンかと
代表ユニの胸の4番を指し示す
本田ですか?
ニヤリと笑ってくるり背中を見せた
「TULIO」 #140字小説
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残暑の夕刻
やり残した花火セットを家族で楽しむ
庭先で手持ち花火を振り回していると
突然右手の人差し指に鋭い痛みが走った
見れば指先に何か黒いものが…
それは裏の雑木林から飛来したコクワガタであった
子供の指に丁度収まるぐらいの
幸か不幸か
残り短い命を虫かごの中で過ごした #140字小説
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異世界召喚。苦節20年。救国の英雄。酒池肉林。地球へ凱旋…しかし様子は一変していた。
以前より遥かに発展した街並。見知らぬビルが乱立。
奇抜なファッション。街行く数多の人々…。
世界は斬新な映像と音楽で溢れ返り、目に耳に口に入るもの全てが新鮮だった。
「これはもう異世界!」 #140字小説
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不器用な俺いつも言葉にできなくて
だから君に伝わらない
不器用な俺だから態度に出せなくて
いつも君をなやませた
不器用な俺だけど表情少し変化した
ずっと君が見てくれた
不器用な俺ずっと気持ちを隠してた
だけど君は分かってた
不器用な俺やっと素直になれたから
やっと告白できました #140字小説
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