#140字小説 二百物語 第九集
オレは永遠の生命を得た
いつどのように手に入れたのだろう
遠い過去の話だ
覚えていない
朝起きて
昼を食べ
夜寝る
変わらない日々
世界中の美食は食べ尽くした
やりたい事もすべき事も無い
もう何もない
家族友人皆死んだ
オレを知る人は誰もいない
もう誰もいない
暇すぎて死にそう #140字小説
twitter.com/XC8Ch6Xtwe9LRiw/status/1301724143159660549
マヨネーズとオヨネーズを間違えた?そんなベタな話ある?
いや、ある。俺は、ある。
野菜を水で洗ってからスティック状にカット。
食べ易い1センチ角ほどの大きさが良いだろう。
大事なのは調味料。麦畑♪を歌って聞かせれば完璧だ。
口に入れた瞬間思わず声を上げた。
「…生野菜っ!」 #140字小説
twitter.com/XC8Ch6Xtwe9LRiw/status/1302083216224915456
お酢と押すを間違えた?そんなベタな話ある?
いや、ある。俺は、ある。
野菜を小さくカットして小袋へ。
作るのは浅漬けだ。
大事なのは調味料。
押す。揉む。押す。揉む。
押す。押す。揉む。
冷蔵庫で一時間ほど寝かせれば完璧だ。
口に入れた瞬間思わず声を上げた。
「…生野菜っ!」 #140字小説
twitter.com/XC8Ch6Xtwe9LRiw/status/1302443711142322176
お酢と押忍を間違えた?そんなベタな話ある?
いや、ある。俺は、ある。
漬物。
まず野菜を水洗い。
次に適度な大きさに切る。
それを大きいタッパーへ。
大事なのは調味料。
ここで幼少より修めし空手の型を披露。
気合の掛声を上げれば完璧だ。
「…押忍ッ!」
言うまでもなく生野菜。 #140字小説
twitter.com/XC8Ch6Xtwe9LRiw/status/1302808679461257216
難産でした
予定日を4日過ぎても貴方はお腹の中から出ようとはしなかった
夜も眠れず旦那に手を握られ
会える日を何日も待ちました
腕白で元気一杯
やんちゃですが素直な良い子に育ったと思います
だから私達は信じています
最後まで貴方の無実を信じています
「死刑囚に届いた母の手紙」 #140字小説
twitter.com/XC8Ch6Xtwe9LRiw/status/1303172787448627201
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます