#140字小説 二百物語 第十二集

不器用な俺いつも言葉にできなくて

だから私もまようのよ

不器用な俺だから態度に出せなくて

いつも私がよみとくの

不器用な俺だけど表情少し変化した

ずっと私といたからね

不器用な俺ずっと気持ちを隠してた

だけど私はしってたわ

不器用な俺やっと素直になれたから

やっと結婚できました #140字小説

twitter.com/XC8Ch6Xtwe9LRiw/status/1307159121108430848




無人島生活2日目

食べ物と飲み物を見付けなければ餓死する


うっそうと茂る森中

奥深くへと分け入る


ハエか蚊か

耳元を飛び回る音も慣れた

体の水分が枯渇して汗もかかない

空腹で眩暈がする


見知った果実はなく

枯れ木を拾って

日暮れ前に砂浜へ戻る


腹が減った

この虫でも食べてみよう #140字小説

twitter.com/XC8Ch6Xtwe9LRiw/status/1307519080744714240




無人島生活3日目

飢えと渇きに苦しむ


うっそうと茂る森中

食べ物を探すのは難しい


海へと目を移す

きっと魚がいるはず

身一つで潜る


素手で捕えるなんて無理

遠浅の岩場で海藻と貝を発見

採取して陸へ上がる


貝殻を石で割り生食す

虫や木を齧るよりはマシだ

猛烈な睡魔に襲われ深く眠る #140字小説

twitter.com/XC8Ch6Xtwe9LRiw/status/1307882878877925377




ランプの魔人が現れた

「三つまで願いを叶えてやろう」


「願いを十個に増やして」

「理を変える事は出来ぬ。あと二つだ」

「では…(2ちゃんで見た金と女と権力をいっぺんに入手する方法…)China共産党幹部にして」

「日本人はなれぬ。あと一つ」


「じゃあお金で」

結局そこに落ち着いた #140字小説

twitter.com/XC8Ch6Xtwe9LRiw/status/1308241946662502402




毎回殺人現場に遭遇し

必ず事件に巻き込まれ

犯人と疑われることも


警察も解決できぬ事件

迷宮入りは必至な状況

警部たちも頭を抱える


蝶ネクタイ型の発声器

時計に仕込んだ麻酔銃

キック力増強シューズ


眼鏡とアホ毛がトレードマーク

ペロッこれは青酸カリ


そうそういつも名探偵コナイ #140字小説

twitter.com/XC8Ch6Xtwe9LRiw/status/1308613064556568576

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る