#140字小説 二百物語 第十二集
不器用な俺いつも言葉にできなくて
だから私もまようのよ
不器用な俺だから態度に出せなくて
いつも私がよみとくの
不器用な俺だけど表情少し変化した
ずっと私といたからね
不器用な俺ずっと気持ちを隠してた
だけど私はしってたわ
不器用な俺やっと素直になれたから
やっと結婚できました #140字小説
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無人島生活2日目
食べ物と飲み物を見付けなければ餓死する
うっそうと茂る森中
奥深くへと分け入る
ハエか蚊か
耳元を飛び回る音も慣れた
体の水分が枯渇して汗もかかない
空腹で眩暈がする
見知った果実はなく
枯れ木を拾って
日暮れ前に砂浜へ戻る
腹が減った
この虫でも食べてみよう #140字小説
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無人島生活3日目
飢えと渇きに苦しむ
うっそうと茂る森中
食べ物を探すのは難しい
海へと目を移す
きっと魚がいるはず
身一つで潜る
素手で捕えるなんて無理
遠浅の岩場で海藻と貝を発見
採取して陸へ上がる
貝殻を石で割り生食す
虫や木を齧るよりはマシだ
猛烈な睡魔に襲われ深く眠る #140字小説
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ランプの魔人が現れた
「三つまで願いを叶えてやろう」
「願いを十個に増やして」
「理を変える事は出来ぬ。あと二つだ」
「では…(2ちゃんで見た金と女と権力をいっぺんに入手する方法…)China共産党幹部にして」
「日本人はなれぬ。あと一つ」
「じゃあお金で」
結局そこに落ち着いた #140字小説
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毎回殺人現場に遭遇し
必ず事件に巻き込まれ
犯人と疑われることも
警察も解決できぬ事件
迷宮入りは必至な状況
警部たちも頭を抱える
蝶ネクタイ型の発声器
時計に仕込んだ麻酔銃
キック力増強シューズ
眼鏡とアホ毛がトレードマーク
ペロッこれは青酸カリ
そうそういつも名探偵コナイ #140字小説
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