ヤングケアラー・ハナは、奮闘中!③~コロナ禍に、ご注意。直接触れ合いにくいケアの、難しさ。視覚障害を抱えた方のケースを、知っていこう~
第9話 ケアの、日本語の問題。日本人の、心の問題? 「手伝いましょうか」「手伝いましょう」…。「か」が付くのと付かないのとでは、大違い!
第9話 ケアの、日本語の問題。日本人の、心の問題? 「手伝いましょうか」「手伝いましょう」…。「か」が付くのと付かないのとでは、大違い!
何度でも考えたい、この言葉。
「大丈夫ですか?」
ついつい、そう声がけされると…。
ついつい、こう返しがち。
「大丈夫です」
条件反射?
本当は、助けてもらいたかったのに?
コンビニ言葉の、弊害。
かといって、何も声をかけないわけにもいかない。急に、障害を抱えた方の手を引いたりすれば、驚かせてしまうだけだし。
誰だって、知らない人に、声もかけられずに手をひっぱられたりすれば、恐怖でしょ。
声掛けって、難しいんだよ?
ここで、ブレイク。
ちょっと、日本語の問題。
日本人の、心理的な問題。
「手伝いましょうか」
こう聞かれると、多くの人が、こう返しやすい。
「大丈夫です」
もちろん、すべての人が、そう返すわけじゃないけれど。
このときの、大丈夫ですの意味は、前に、話題に出した通り。
でも、こう聞くと、どう?
「手伝いましょう」
そう聞くと、反応が、違ってくる。
やっぱり、全員が全員ではないけれど、こう、返してもらいやすくなるのではないだろうか?
「あら…。すみませんねえ」
「おや…。すまないねえ。頼もうか」
「ありがとうございます」
「じゃあ、甘えちゃおうかしら?」
手伝いが、進みやすくなる。手伝いましょうかの言い方って、良い感じ。
日本語は、不思議だね。
「手伝いましょうか」
「手伝いましょう」
「か」があるとないのとでは、意味合い、気持ち、伝えたいことのニュアンスが違ってくるんじゃないか?
「手伝いましょうか」のように、「か」がつくと、こんな感じで言われやすい。
「大丈夫です」
あ、やんわりと、断られた。
「か」がつくと、やんわりと断られやすくなるのは、日本人に多い、誰にも迷惑をかけたくない心理が働いてしまうからかな。
他にも、声がけの問題が、ある。
他にも…。
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