第一話あとがき

 いつもお読み頂いている皆様、本当にありがとうございます。小説を書くこと自体はずっと好きで、ここまで内内で書いては来ましたが、この様な場で発表という事はほとんどしたことが無く、それだけに読者の皆様の存在に励まされています。


 幼い頃より水滸伝が大好きで、自分の中にぼんやりとした「水滸伝像」が出来上がっていました。それをもとに、書いてみようと思ったのがこの作品です。異世界転生小説の様なタイトルを付けましたが、実際のところはファンタジー世界版の、水滸伝翻案小説といったところでしょう。


 第一話の時点では、飛竜(ドラゴン)を出す、或いは原典では男性の楊春を女性のラミアというキャラクターに転生させる、という程度で、それ程原作とは離れておりません。自分自身かじ取りに悩んでいる部分はありますが、これ以降の話ではある程度原典から乖離しつつ、「ああこのキャラクターは原典の○○だな」と分かって頂けるような作りにしていくつもりです。北方謙三先生の『大水滸伝シリーズ』や褚同慶先生の『水滸新伝』程にはキャラクター性は乖離させないつもりでおります。


 ただし、シナリオに関しては、後世に作られた水滸伝の続編的な小説が二作品、その要素を加え入れつつ独自のプロットを構成するつもりでおります。そこが、他の水滸伝作品と比べた時の「個性」になってくれると良いな、と考えています。

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