第17話 幼き姫との会話に

「まあ これは‥」まだ幼い巫女姫は 微笑んで僕らに話しかけた


「あ、あの‥」僕

「え、ええっ、ああ 高名なデイアン姫、巫女姫さまだわ きゃあああ、きゃあん」

ベルカが緊張と驚きとうれしさで 完全に赤くなっている 

そんな感じなベルカだった。


「こんにちは この神殿で祈りを捧げに来られたのかしら御二方 うふふっ」

巫女姫デイアン


「え、ええ、そ、そうなんです 巫女姫さま」ベルカ 声が震えていた。


「あ、はい、そうです」僕、リイン


「お時間はありますか?」「え?」


「・・・・・・」「・・・・・・」


「どうされましたか? やはり、お約束かお仕事でしょうか?」

首をかしげて 愛らしく話すデイアン巫女姫


正直、10歳前後の少女だが、まるで妖精か天使のようで

違う世界の住人のようだった。


「そ、そんな 大丈夫、全然、大丈夫です ねえ、リイン」

ベルカに肘で軽くトントンと突かれて 合図を受けた僕、リイン


「えええ、ああ、あの はい 全然大丈夫ですよ 巫女姫さま」

何故か その巫女姫さま デイアン姫の笑みに赤くなってしまう僕ら二人


「そうですの まあ、本当によかった うふふっ」デイアン巫女姫


「祈りの後で そう、後で お逢いしましょうね

お茶とお菓子をご用意しますから 

ああ、この通行手形を持って 神殿の誰かに見せれば大丈夫」

デイアン巫女姫


「では、また楽しみにお待ちしてますから」彼女が立ち去った。


庭の花、沢山の花々が咲き乱れ まだ蝶が舞って

小さい噴水が心地よい水の音を立ている。


「きゃああ、どうしようリイン お誘いをうけちゃった」ベルカが大騒ぎ


ベルカにとっては まるで、そう 

それはTVのトップアイドルとか アニメの人気声優とかに

茶会に誘われたかのように あるいは、そんな感じ?かな?

多分だけど そんな感じだろうか 

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