#2
立ち直れない…。
毎回、そんな気持ちで悔しいって気持ちもあって、だから、きっとこの仕事が好きで、続いているんだろうと思う…。
次こそは。って毎度思うよ。もう二十年くらい同じことしてるのに。
「……ん?」
「お客だけど…?」
「そうだな」
相変わらず、俺にだけそういう態度で接するこの店の店主、元・同僚の
「
「いや、来てるし」
「そうか…?」
「桶浦さんこそ、少しは無駄に接客してくれてもいいんじゃないですか?」
少し考えて、
「無理だな…」
「そうですねぇ…」
桶浦さんが、俺に気を遣うだなんて有り得ない話だな…。
「気持ち悪いだろ…」
「確かに…」
納得できるから、前と同じノリで接してもらえてありがたい…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます