第3話 さよならを忘れて
現実逃避、そこまではいかないけど熱中して溺れるほどに夢中なものをみつけて、忘れる。あとまわしにする。さよならのことは忘れる。さよならのことを考えすぎるとさよならしたくなってしまうから。いつか必ず迎えるのに、早めてしまうから。逃げている。逃げる前にまず忘れることだ。思い出せばいいのだ。時々考えるくらいでいい。大丈夫。忘れても、逃げても大丈夫。また戻ってくる、思い出せばいい。それでいい、と諦めること。認めて褒めること。できたことを数えること。ちゃんとさよならしなくてもいいと自分を許すこと。
忘れられないさよならを忘れることはできない。突然でもしっかり準備をしても。さよならはさよならだ。胸でも心でも頭でも好きなところにしまっておけばいい。言いたいことを、伝えたいことを普段から口にする。こうかいはしない。反省はいいことだけじゃない。ゆめゆめかえりみるな。
届けたい気持ちをどうすれば伝わるか、ありのままでは響かない。工夫をする。そのうちにそれは絵になり文章になり映画になりラジオや手紙になる。ビデオレターやSNS、短い動画になる。同じ苦しみを持つ人を少しでも和らげたい、そう思って始めたこの駄文も、今日で1000回になる。
気合いや根性論の両親からひねくれて育った曲がりものですが、ついにこんな私でも結婚することになりました。今までありがとうございました。嘘だけど(笑)
これでこのブログはおわりにします。
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