第5話…エッ、マジなの?

 「…なぁジーク、その冗談は聞く人が聞いたら罪になりそうだから止めとけよ?」


 「イヤイヤ、冗談じゃねーよ!俺は正真正銘本物の国王なの。」


 「…いいのかそんな事言って?鑑定するぞ?」


 「よ〜しそこまで言うなら鑑定してみろ。」


 「…後悔するなよ?鑑定…」


ジークフリート=クリムゾン    20歳

 LV16 STR 150

DEF 130

VIT 150

INT 100

RES 135

DEX 160

AGI 135

LUK 55

HP 280

MP 145

    スキル  剣術4 武術5 槍術3

火魔法1 礼儀作法2

     ユニーク カリスマ

     クリムゾン王国国王 問題児                

     

結果は…残念な事に本当だった


 「…クソッ、まさか本当だとは…」 


 「ほらみろ、ってか俺に謝れ。」


 「…悪かったよ疑って。」


 「…オオ?なんか急に素直になられると調子狂うな…」


 「…フン、しかしなんか前回より鑑定が詳しくなってる気がするな…」


 「あーそりゃあ多分スキルのLVが上がったからだろな?一度確認してみろよ?」


ジークに言われ自身を鑑定してみると


カミヤ ハジメ 16(35)歳

 LV16 STR 245

     DEF 220

VIT 215

INT   290

RES 260

DEX 265

AGI 210

LUK '%*0`#

HP 345

MP 980

     スキル   鑑定3 武術5 雷魔法2

          火魔法3 水魔法3 料理1

           索敵3             

     ユニーク  無限収納 言語翻訳

    アルティメット   超越者 創造

    異世界からの転移者  ガチャラー?

    ゴブリンの天敵


 「…なんか色々増えてるな。一部認められないのもあるが…しかしスキルのLVも上がっているな?やっぱり使うと上がっていくみたいだが変わってないスキルもあるな?ところでジークと同じLVなのに数値が違うのはなんでだ?」 


 「そりゃハジメが迷い人だからだろ?文献でも迷い人はこの世界の人間より成長が早かったらしいからな?てかなんだよアルティメットスキルって?初めて聞いたわ。ちなみにスキルにはLVが上がらない固定のものもあるぞ?ユニーク以上に限られるが。しかしそれよりハジメと同じLVってのが納得出来ん。来たばかりなんだろ?」


 「…それはお前、ゴブリンを狩りまくったからだろ?」


 「あ〜なるほど、だからゴブリンの天敵か。」


 「しかし話は変わるがジークはなんでこんな所に1人でいたんだ?普通国王なら護衛とかがついてるだろ?」


 「…それは大事な用があったから1人で来てたんだよ。」


 「それで行き倒れになってりゃ世話ないがな」


 「う、うるせーよ?あれはたまたま食料が尽きたからだっただけで…」


 「…ホゥ、たまたまね?まぁいいけどよ。ところでその大事な用ってのは終わったのか?」


 「………いや、まだだ…」


 「なら俺も手伝ってやるから早くすませちまおうぜ?」


 「…手伝ってくれるのか?ハジメには何の関係もないんだぞ?」


 「ダチを手伝うぐらい理由なんか要らないだろ?」


 「…ありがとよ…」


 「…で、何をどうすればいいんだ?」

 

 「あぁ、それは…」


 『小僧何処だー!!!!!!!!』


空から凄まじい怒声が鳴り響いた


 

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