第3話こうやってガチャ中毒は生まれる

ガチャを終えたあと魔法の珠等を使用してみたところ無事に魔法とスキルを習得出来ていた

もちろん魔法やスキルは実際に使用して確かめてみた

一部ヤバいスキルがあったがせっかく若返って異世界にいるんだから社畜時代の様に上にいいように使われるのも誰かに媚びへつらうのも御免なので必要な時には躊躇なく使おうと決めた

こんなところまで来て自重なんかしてられるか、今度こそ俺は好きに生きるんだ


 「…すっごく気にはなっていたんだが…食ってみるか…???の肉。これ鑑定しても???のままなんで何の肉か気にはなるが絶品って出てたし何より腹が減って我慢出来ん。ヨシ、開き直って食ってみよう。そうと決まれば覚えたての火魔法で肉を焼いて早速食べてみよう。……ウッ、ただ焼いているだけなのになんてウマそうな匂いなんだ。…駄目だもう我慢出来ん、いただきます。」


そして我慢の限界を超え焼き立ての???の肉を口にした瞬間…俺の世界は停止していた


 「………美味すぎる…こんな旨い食べ物は生まれて初めてだ…こんな旨い物が存在するなんて流石異世界。…いや、ここはこんな旨い食べ物を出してくれたガチャに感謝するべきか。なるほどガチャにはまった人が辞められない理由がわかった気がする。こんな出会いがあるなら続けていくしかないだろガチャを!」


ここに新たにガチャ(主に食べ物につられて)にはまった1人の人間が誕生した


 「…しかしこの素晴らしい肉はあと9個しか手元にないとすれば…ゴブリン狩りじゃ〜」


その後森の中で一心不乱にゴブリンを狩り続ける奇人がいた


 「………ハッ、よく見たらいつの間にか辺りが真っ暗になってるじゃないか?…恐ろしい、コレがガチャの魅力か?…そういえば結局幾つぐらい魔石は集まったんだ?全部無限収納に放り込んでたから数カウントしてなかったわ。え〜っと、魔石が全部で584個か……たしか元は118個持ってたらか466個集めた訳か……いや、狩り過ぎだろ俺!何?俺ってこんな危ない人間だったっけ?なんかこのながれってガチャで破産していく人みたいな気がする、気を付けよう。…しかしせっかく集めたしやるか(ガチャ)…いやいや、今気を付けると決めたばかりだろ俺!…いつの間にこんな意志の弱い人間になったんだ(まだこの世界に来て1日も経っていないのに)…いや、意志を強く持つんだ俺!…そうだ夜食と寝床を探そう、そっちに集中すれば忘れるはずだ(ガチャを)」


そうしてハジメはガチャの誘惑を振り切る様に夜食と今夜の寝床を探し求めて歩を進めた

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